・うーん、やっぱ坊主頭がよく似合う。森本が中途半端に髪の毛を伸ばし始めた。やっぱ、イメージって大事だね。まぁ、そもそも和製ロナウド的にあの髪型になってた訳で、今じゃロナウドって言えば「クリスティアーノ・ロナウド」になっちゃうもんね。んで、ヴェルディに居た頃の印象もオジーが監督やってた時だけだったりするしね。過去に何回もある「原石」のままの選手ですね。ちゃんと磨いてあげたいなー。
-東京ヴェルディのメンバー- 常盤 聡 平本一樹 前田直輝 高木大輔 姜 成浩 田村直也 舘野俊祐 金 鐘必 吉野恭平 安西幸輝 佐藤優也 SUB:ポープ、田中、舘野、中後、鈴木、竜士、菅嶋 -ジェフ千葉のメンバー- 森本貴幸 山中亮輔 町田也真人 田中佑昌 佐藤健太郎 山口 慶 中村太亮 山口 智 大岩一貴 竹内 彬 岡本昌弘 SUB:碓井、天野、キム・ヒョヌン、佐藤勇、谷澤、兵働、ケンペス
・メンバーの変更は無かったものの、フォメが若干変更されている。それが左右のSMFの配置。右が大輔で左が前田に。これだと利き足のままなので、カットインよりも縦への意識が強くなるわけだ。正直、カットインシュートばかりになってしまいがちだった前田に縦への意識を持ってもらおうという意図だったんでしょうか。それとも、カットインした後の守備意識の問題でポジショニングに戻りづらくなるって事もあったかも。ただ、やはり前田のカットインが無いと、急に攻撃での恐さが無かったですね。対戦相手のサイド攻撃次第でこうしてもいいのかもね。
・意外と相性が良さそうなとっきーと一樹。前節はとっきーがハットトリックを逃すどころか、3点全部逃すという結果に終わった。まぁ、今更入らない事を責めても仕方ない、挙げ足ぐらいは取らせてもらうが。よーし、とっきーが「持ってない」事は分かってるので、一樹に同じ様なチャンスが来たら「持ってる」所を魅せてもらいましょう。一樹が左へ開いたボール、左サイドから安在のクロスはもう一度一樹へ。左足を面にしてコースを狙ってのボレーも外へ。うーん、そういや一樹も持ってないか。
・一樹が前線から激しい守備を。うん、この守備は高原には無かった部分なので驚きではある。前半24分、一樹がボールを奪ってバイタルでフリー。そのまま、とっきーへスルーパス。これでGKと一対一・・・になるはずが左足でトラップ、右すねに当ててトラップミス。あぼーん。これでチャンスは逸した。うーん、シュートまでいかせてもらえないとは、とっきーらしいっちゃらしいけど。
・歴代ヴェルディ指導者達は一樹からドリブルを奪い、ポストプレイヤーとしての道を模索し続けた。何人かの指導者は左サイドバックという途方もない夢を抱いた事もあったが、みな現実的で安定した一樹を求める。そうではない、皆は忘れてしまったのだろうか。強引に縦へボールを蹴りだし、直線的に走り抜け、相手のマークを日向小次郎の様に蹴散らす様を。一樹には必殺技があるじゃないか。お久しぶりです、「おらーっ!、どけどけどけーっ!!」 一樹必殺「直線ドリブル」。いや、このフレーズを言うのも久しぶりです。2人のマークを引きつけて裏へ飛ばし、向かってきたCBを縦へ蹴りだしていなし、2人に挟まれながらも強引に肩で吹っ飛ばす。最後は突っ込んできたGKもかわして無人のゴールも・・・外へ。入らんのかいっ! あ、右足だからか。それにしても、久しぶりの直線ドリブルですね。まさかと思いますけど、ヤス監督ったら一樹のこれは解禁って事でよろしいでしょうか。
・このままだと攻撃の安在、守備の舘野・・・の様な扱いになっちゃうぜ。後半左サイドからのFKを安在が絶妙のクロス。中央で吉野がヘッドで合わせて1-0とヴェルディ先制。ここまで失点のほとんどがセットプレイという中で、こちらがつかんだセットプレイが入るってのはいいもんだ。ただ、これで千葉はスイッチを入れねばならなくなった。ここまで千葉はサイドを数的有利で崩して、早めにクロスを入れてくるというサッカー。まぁ、あんまし恐くない。この後、ケンペスや谷澤を入れて多少アーリークロスの回数は増え、ケンペスにヘッドを許すシーンもあった。
・今年のヴェルディのサッカーにもう一つ追加しますか。どうやら、ヤス監督は昨年から片鱗は魅せていた「ゲーゲン・プレッシング」をやりたいみたいですね。そうですか、ボルシア・ドルトムントがお好きですか。昨年のJ2では何チームか、同じ様な事をしてるチームありましたけどね。ただ、このサッカーで2試合ほど効果がある様に見えますが、問題は夏なんですよね。ワールドカップ期間中もサッカーあるし、猛暑日だろうと試合はありますよ。その時にこんな足の釣りそうなプレスをし続けられる訳が無い。ただ、それでも何かしらの策を講じてるはずですけどね。目指せ!和製クロップ監督!
・前半はあんまり印象に残らなかった高木大輔。前節もそうだったんですが、そろそろ代え時かな?なんて思ってると、急にエンジン全開で走りまくったりするんです。前節はハットトリックの可能性もあるほどチャンスが来たぐらいですから。そして、この日も70分過ぎから急に暖まりました。右サイドで猛ダッシュ。そのままの勢いでゴール前に迫るとクロスに反応してシュート。直前で相手DFにクリアされましたが、この日も70分以降から活躍。うーん、「8時半の男」なんて伝説もあったけれど、高木大輔もそんな感じで「70分過ぎの男」なんて言われたりして。あぁ、分かんなかったらお父さんに聞いてください。
・はい、これで2試合連続でハットトリックを逃しました。3点はいいんで1点だけでもお願いします。ゲーゲンプレッシングの賜物でこぼれてきた一樹へのチャンスボール。これを一樹がGKと一対一、そのまま先程と同じく直線ドリブルでGKをかわそうとするも、GKに抜かれるのを読まれていたセービング。まぁ、一樹がGKを抜こうとして抜けた試しは無いんですけど、これは前半に一度抜いてる事も影響しましたね。2度同じ技は通用しない。あと、真っ向からドリブルってのもあれなんで、シュートする振りぐらいはしてほしいですね。ゴール裏から見てても抜くって分かっちゃったし。むしろ、ドリブルの振りしてチップキックってのも有り。
・試合後に大輔が動けなかったですね。あれは負傷であったり、足が釣りそうであったり、吐きそうになったりすべての感情が渦巻いてるのでしょう。何より、トレーナーの方が治療してないですからね。悔しかったのでしょう。コメントに左右逆にしたのは、対面の中村と山中を抑えるという意図があったそうです。その中でも中村にクロスをあげさせないが一番の仕事だったのでは。対応していたのは田村直也でしたが、結果的に1本のクロスがパワープレイで中にいた山口に決められたと。これがサッカーですから、存分に悔しがりましょう。これが次の試合で後1歩が出る様になるから。んで、ロスタイムには菅嶋がスーパーゴールである浮かせて浮かせてシュートがGKにセーブされて1-1。うーん、菅嶋はこれ決めてたら、今年1年は「持ってる」選手になるかと思ったんだがなー。
東京ヴェルディ 1-1 ジェフ千葉
得点者:吉野恭平 / 山口 智
MOM:GK岡本昌弘(一樹x2、菅嶋を止めた)
MOM:DF山口 智(結構難しいヘッドだったよ)
MOM:DF中村太亮(最後の1本のクロスは絶妙でした)
MOM:DF吉野恭平(初選出/通算2度目)
MVP:DF安在和樹(初選出)
MVP:FW平本一樹(初選出/通算30度目)
MVP:FW菅嶋弘希(初選出)
MVP:MF高木大輔(2度目)
・さ、2試合続けて試合内容は伴いましたが、今回も勝てませんでした。だからと言って、「内容より結果」なんて言葉は言いません。試合内容良くて、試合結果も出るに越したことはありません。何度も言いますが、試合内容悪けりゃ結果も出ませんって。さ、次節はいまだに初勝利が無い愛媛とのアウェー戦になる訳です。しかしですね、まぐは2013年のワーストバウトが愛媛アウェーなんです。手も足も出ずに90分一方的に攻められ続けて、結果は0-4で負けだったんです。あの頃の悔しさをぶつけてほしいですね。今度は相手が手も足も出ない様な試合を是非。