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Channel: まぐまぐまぐろんブログ・・・略して、まぐロ
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僕が第1クールの山形に負けた理由(わけ)

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・へー、そうなんですかー。PKは確かにあんまり見ないかな。FIFAの研究機関が世界の75リーグにおけるPKの頻度ランキングを発表した。これによると、J2がダントツのワースト1位だそうです。更に2位がJ1だそうです。これは何でしょうかね。あんまり勝負を仕掛けないと言いたいのか、わざと転ばないっていうクリーンな印象なのか、ペナルティエリア内にボールを運ぶ回数からの比率も知りたいですね。そもそも、Jリーグはペナ内でのプレーそのものが少ない様な気がするんですよね。という訳で久しぶりにPKです。
 

      -東京ヴェルディのメンバー-          阪野豊史エンゲルス    (バイロン)    河村慶人(加藤 蓮)            (佐川洸介)    綱島悠斗        森田晃樹   (北島祐二)          林 尚輝 深澤大輝  平 智広  山越康平  宮原和也(山田剛綺)          マテウス監督:城福 浩SUB:飯田雅浩、加藤弘堅     -モンテディオ山形のメンバー-          藤本佳希 後藤優介    (デラトレ)   イサカゼイン(河合秀人)          田中 渉         (藤田息吹)       南 秀仁  小西雄大 山田拓巳  野田裕喜  西村慧祐  喜岡佳太(吉田泰授)            (アウベス)          長谷川洸監督:渡邉 晋SUB:後藤雅明、國分伸太郎



・えぇ、ヴェルディはとかく監督交代に弱いんですよ。これまで8連敗という状況にあった山形に勝ち星を献上してしまうんですもの。ただ、これまでのチームと違って山形はすでに3試合こなしていたので、監督交代直後って訳じゃないんですよ。なので、監督解任ブースト的な試合では無かったかな。うん、普通に負けたっていうか。ただ、気になった点と言えば、ヴェルディの良かった守備の部分ですり抜けたシーンが何回かあったかな。見事な裏抜けというか。特に先制点はまさにそれ。最終ラインからのビルドアップで縦パスx2であっさり通しちゃった事。そこから田中→イサカゼイン→山田と通って先制点。ヴェルディの守備は猛プレスを仕掛けてパスコースを限定すること。そこを罠にかけて守備が守りやすい体勢で奪うというもの。今回は何度かパスコースを限定したのに、そこを飛び越えて通された。「1つ飛ばすパス」ってやつですね。これはまさに「ヴェルディらしい」サッカーじゃないか。最終ラインから縦パスをボランチが受けずにスルー。ここに綱島も林も食い付いて通された。裏でトップ下の田中がフリーになる回数が多かったのはそれですね。





・・・・この試合では勝っていたらMOMはマリオ・エンゲルスだったかもしれないのに。この試合で一番まぐポイントが多かったのはエンゲルスでした。一対一の勝負の仕掛けはほとんど上回っていました。特に右サイドバックの喜岡佳太はなんとか食らいつくけれど、ほとんどがエンゲルスに負け負け。そして、この試合でもそうなんだけどカットインシュートはやはり撃ちませんでしたね。それよりもペナの中でダイレクトで足を振れるシーンでも阪野への落とし。撃つフリしての林へマイナスパスとかばかり。うーん、あんまりシュートが得意ではないって事なのか、それとも今は何よりも「信頼感」が欲しいって事でアシストで貢献してからと踏んでいるのか。後半にPKがありましたが、あのPKの時にエンゲルスが居たら「蹴りたい」って言うのだろうか。うん、蹴らせてあげたい。ちなみに地上での一対一は喜岡は負けまくりでしたが、空中戦は喜岡は勝ちまくりでした・・・そうか、CBの人だったみたいです。



・途中から修正されたんですかね。山形のフォメに手を焼いたとハッキリと仰ってましたが、ミラーゲームを仕掛けたい城福監督としては山形が可変フォメをやってくるとは思ってなかったのかな。いつもの城福監督なら「相手は関係ないですね」って言うところなのに。お互い守備は4-4-2なのに、攻撃は4-1-2-3と4-2-3-1と違ったんですね。ミラーゲームになる瞬間とならないミスマッチな瞬間とが混在する。この攻守の切り替え時にヴェルディはやられちゃったと。そう、2点目のカウンターでもやはりこの「田中 渉」がぽっかり空いちゃうんですよ。何者ですか、この選手は。まだ22歳で仙台でキャリアをスタートさせたものの、山口へのレンタルを繰り返してたみたいです。昨年は山口でレギュラーを務めて5得点。今年こそ仙台かと思いきや山形へ完全移籍と。ただ、今シーズンは渡辺監督になってから起用されたと。そら、存じ上げない訳ですよ・・・(*昨年、まぐはMOMにしてます)・・・あらら、今度こそ覚えておこう。んで、この試合の2点目ですよ。カウンターからFWの藤本にスルーパス。おお、スルーパス。やるじゃん。マテウスの飛び出しもどんピシャでしたが、体に当てるのが精いっぱい。こぼれを押し込まれて0-2。・・・ふん、まぁいいスルーパスじゃないの。


・負け惜しみを言うと、北島のオーバーヘッドは入って欲しかった。あれはそうそう出るもんじゃない。そもそも、初ゴールがループで2点目オーバーヘッドなんて格好良すぎじゃん。北島が入ってからはこっちのミスマッチを利用して北島がフリーになるシーンが多かったです。さっきの田中くんと同じ理由でフリーだったと。ミスマッチなのは何もヴェルディだけじゃなく、山形だってカウンターを取られたらこうなるって事。つまり、この試合の「勝ち・負け」なんてものは「ワンチャン決めるかどうか」。得点を決めるチャンスを増やすより、失点の可能性のあるリスクを減らしたい。「オープンな展開」はなるべくしたくないのが城福さんの方かな。監督も仰ってる通り、早めに同点にしたかった。んで、バイロンのPKから北島がゴールイン。サイドネットに蹴れる勇気。枠外したかと思っちった。まぁ、その後はセットプレイを多く取れたので2-2まではありそうでした・・・ロスタイム8分でセットプレイだらけだったんでロス10分ぐらいあってもいいんじゃないの?っていう抗議だったのかな、最後に審判に詰め寄ってた城福さんでした。・・・正直、時間よりも一回ズラして宮原クロスやらんの?



東京ヴェルディ 1-2 モンテディオ山形
得点者:北島 / 山田、藤本

MOM:MF田中 渉(山形のチャンスは彼から生まれる)
MOM:DF野田裕喜(佐川の重戦車ドリブルをカット、危ないシーンはいつも野田)
MOM:DF山田拓巳(あのボールを股抜きシュート、さしものマテウスもびっくり)
MOM:FW藤本佳希(だからマテウス止めてるんだってば)
MVP:FWイサカ・ゼイン(先制点アシスト、縦突破は止められないね)
MVP:DF喜岡佳太(エンゲルスには負けたけど空中戦は勝ち、結果オーライか)

MVP:FWマリオ・エンゲルス(2度目)・・・縦突破はほとんど勝ち
MVP:MF北島祐二(初選出)・・・流れは変わった



・ヴェルディがシュート10本以上も撃ってるって言っても、ゴールが入りそうな「足を振る」っていうシーンはあんまり無かった。バイロンのシュートも、今シーズンはあれをダイレクトボレーで決めてるんでトラップするとはね。どかんと言ってほしかったり。サイドクロス一辺倒なサッカーなので、今回も千葉戦同様にクロスに対する強さのあるチームには難しいのかもね。ある程度、サイドは空けてても大丈夫みたいに思われてるかも。真ん中さえ固めておけば。


・とはいえ、城福監督のサッカーの狙いは出来ている訳で。あとはこのまま「ワンチャン決めるかどうか」でまた勝ちが転がりこんでくるでしょう。エンゲルスも徐々にフィットしてきてるし、次こそはゴールを決めてもらいたい。ってか、シュート撃っていいんだよ。今度は「どうぞ、シュート撃ってください」パスを森田から貰えばいいんじゃないかな。きっと、ヴェルディではこういうパス出せるのは森田しかいないんで、どうぞマリオ・エンゲルスをよろしくお願いいたします。

 

 


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