・平日のナイターで味スタ。うん、まぐは仕事場からの位置関係から、こっちだと試合を観に行ける。国立の方が実は観れないのです。かつては、国立で菊岡が決めたらしいゴールで1-0勝ち。そのゴールを観れないまま終わった事もありました。しかも、今年のヴェルディは前半にゴールが入りやすい。案の定、この試合も23分遅刻したら、2ゴール分観れなかった事になるしね。
-東京ヴェルディのメンバー-
高原直泰 常盤 聡
飯尾一慶 西 紀寛
小池純輝 森 勇介
鈴木 惇
石神直哉 刀根亮輔 金 鐘必
佐藤優也
SUB:菜入、吉野、前田、安田、竜士、巻、翔哉
-モンテディオ山形のメンバー-
山﨑雅人 中島裕希
比嘉厚平 廣瀬智靖
秋葉 勝 フランク
中村太亮 ジュヨン 作田裕次 小林 亮
常澤 聡
SUB:清水、石井、堀之内、山田、宮阪、林、萬代
・ヴェルディの方は福井が負傷中ということで、石神がCBに入り小池が左サイドへ。これでGK佐藤のターゲットが増えましたね。前節は高原と石神にしかけれなかったけど、今回は小池にもゴールキック多かったです。試合中に佐藤が何度か小池に話しかけてるシーンもあったし。
・9試合目にして、よーやっと初ゴール(?)です。誰よりも決定的チャンスが溢れてくるのに決められなかった常磐です。飯尾からのヘッドをもらって独走。DF2名との勝負をしかけ、後ろへ回った飯尾へパス。このパスがDFにブロックされるも溢れてきて飯尾がシュート。これもこぼれて常磐の前へ。今までの常磐では、頭に選択肢がいっぱい浮かんじゃうんですよ。「ダイレクトボレー」「トラップ&シュート」「キックフェイントでかわす」「ループシュート」などなど。そして、最終的な選択は「トラップミス」なんですよね。選びたくて選んでる訳じゃなくて時間切れです。ファイナルファンタジーの戦闘システムと同じなのです。コマンドに迷ってると、相手が先に攻撃してきちゃうんです。だから、先制点は選択肢に迷いが無かったですよね。あの状況ならダイレクトシュートでしょうと。味スタでぐるんぐるん回ったし、これが初ゴールって事で良さそうですね。
・今日のとっきーは選択肢早いですね。飯尾のシュートがGKにはじかれ、そのクリアが常磐の前へ。これを迷わずに左上へ巻いて蹴るシュート。惜しくもクロスバーでしたが、選択は間違ってませんよー。そもそも、入ったらスーパーゴールだこりゃ。そして、そのこぼれを走ってきたのが小池。あー、こっちもコマンド式RPGの選手だ。どーれ、数ある選択肢の中からどれを選ぼうかなー・・・・ここで「左足ボレー」とは恐れいった。右で蹴ってもホームランっていう想像が難くない小池だけに、逆に左で蹴った事で力が抜けて良い具合になったんかな。まさかのキャノンシュートで2-0。
・うーん、選手がみんなして指をさしてる。ピッチにビニール袋がふわふわと。まるで、ピッチ上にボールが2個あるみたいに。しかし、サッカーは止まらない。そこでセットプレイで試合が止まった際に西が審判に言う・・・それでも、審判はそのまま。どうやら、ルールブックにはピッチ上に入ったビニール袋を拾うという項目は無いらしい。そういや、プレミアでも風船に当たってコースが変わってゴールとかあったけど、風船すら外に出さないしねー。アルゼンチンでは紙吹雪すらそのままで試合するしねー。結局、西が拾って審判に渡すという手段に。なんで、西の手を煩わせてまで、教科書通りにすんだよ。そこは柔軟に対応しよーよ。
・2-0になった事でリスクを賭ける必要がなくなったヴェルディ。山形はサイドから攻めたいという意図は伝わるんだけど、いかんせんブレーキがかかってる選手がいるのでチャンスが無い。バイタルエリアでミドルを打ってもかすってるだけ、センタリングをボレーしても空振り・・・うん、正直ここらで1点返せるチャンスだったよ。それが左MFの比嘉厚平。気合が空回っちゃったかな。そのせいか、秋葉もDFと一対一で勝負してるのに、PA外で撃つし。もう一人待ってからでも遅くないのに・・・。
・「戦う」「防御」「アイテム」「逃げる」「股抜きシュート」「対角線シュート」「ドリブルでGKをかわす」「キックフェイント」・・・・・・あーーーー、選択肢がいっぱい出てきたーっ!! これはダメだー。常磐の頭の中がFFになってるぅー。結局、選んだ選択肢が「右足でちょん浮かしシュート」と「ニア抜き天井弾」の2つを選んだ様です。1つ目はGKをかわすを狙ってPKが正解だったかもね。足元深くまで滑り込んでたし。ボールさえ守れば常磐に当たったでしょ。2つ目はやはり考えすぎてのトラップミスでボールをシュートコースに置けなかった。VTRで見ると股抜きぐらいしか策はないか。はぁ、そういえば、こんな感じのネタ、前にもやったなぁ。あ、そうだ。井上 平だ。常磐を見てると平を思い出すよ。どっちも人一倍決定的チャンスあるのにねー。あの時も結局、そばにいた阿部が覚醒した。今回は前田の覚醒に繋がるかな? FWで出ちゃう可能性もありそうだし。
・ヴェルディはもう無理をしないで5バック気味で対応・・・って訳じゃないみたい。ただ、3点目を取れなかった事で徐々に気持ちが下がっていった。それにより、後半は山形ペースになっちゃったね。その原因は中盤の2名、飯尾と西だ。山形も後半は落ち着いたボールさばきでじっくりと対応。左から攻めて行った時は西がボランチの様に対応する。右にチェンジすると、飯尾がボランチの様に対応する。ここでもっかい左へ振ると・・・本来は西が行かなきゃいかんところで鈴木が対応。これで3ボランチの効果はあったかなと思いきや、ロメロ・フランクが飛び出してバイタルを狙う。ここに西が遅れる様になってきた。更には前線で常磐がキープ。逆に振りたいが、ここで西が飛び出しに遅れる・・・そうなんです、めちゃくちゃ運動量必要なんです。ここで早めに前田に交代。ここが出来るか出来ないかでペースも大きく変わるのです。
・今日は何か必殺技めいたものがたくさん観られました。5-3-0-2と守備的に対応した後に奪って繋ぐ。ここで逆サイドに一気に振るのが理想。小池が一気にオーバーラップして裏を狙う。こういう攻めが5-3-0-2一辺倒にならずに済む。ピッチを広く使えるので、相手も結構苦しいと思うよ。ところがここで小池が必殺技を発動。どフリーであげたセンタリングはまさに・・・「時を止めるクロス」・・・ピッチ上が一瞬、しーんとしましたからねー。時が止まったかの様でしたよ。途中交代で入った堀之内も長ーい間止まってましたからね。どうやら、右足アウトサイドで蹴って、味方の選手からゴールからどんどん離れていくボールを蹴った様です。ゴール裏で一瞬、時間が止まったかの様になった理由は遠近感でどんピシャのボールに見えたからです。ボールの落下地点が想像と違ったので、みんな一瞬「?」って空気になったのです。
・いやー、それにしても今日はみんな面白い。必殺技のオンパレードですよ。左サイドで飯尾がいつもの桜井様ばりのクイックフェイントやってましたねー。一瞬ボールを引いて前へ進むってやつね。なんだか、かつてのロナウジーニョが左サイドで必ずやっていた「エラシコ」の様に、飯尾がここに来たら必ずやってくれそうですよね。2度やりましたが、2度目はさすがにバレましたか。2012年ウイイレ再現動画でも、この飯尾のフェイントは頑張ったなぁ。ところが、ここから山形が林と萬代投入、更にロメロ・フランクの足枷を外す事でかなり攻め込んできましたよ。
-東京ヴェルディのメンバー-
高原直泰 巻誠一郎
杉本竜士 前田直輝
小池純輝 森 勇介
鈴木 惇
石神直哉 刀根亮輔 金 鐘必
佐藤優也
・枷が外れたロメロ・フランクのFKはクロスバー。FKで壁に入り込んでいた山形の選手がしゃがみ、そのコースに思い切り蹴ってきた様です。ブレでもしたのか、佐藤の正面でもぎりぎり触れたってぐらいですからね。他にも西をかわしてミドルだとか、金 鐘必とショルダーチャージし合いながら強引にシュートに来たりと失点もののピンチ。試合後の会見でもわかる通り、パワープレイにこなかったですね。パワープレイの基本はサイドからのアーリークロスです。ところがこのサイドからのクロスに関してはかなり神経質にヤスさんも指示してました。小池に対してもっと寄せろと。森にも言ってましたが、反対なので聞こえてない様で危なかったです。熊本戦の高橋祐太郎にゴールを決められたシーンを思い返してください。クロスを上げさせない事が最善の守備なのです。決められて同点にされた分、きちんと成長してるのですよ。そういや、あの同点ゴールこそが小池が詰めなきゃいけなかった。だからこそ、この日の小池はサボりませんでしたよー。
東京ヴェルディ 2-0 モンテディオ山形
得点者:常磐 聡、小池純輝
*MOMは試合を決める活躍をした選手に、MVPは結果として残らないけど活躍した選手に与える賞です。
MOM:FW常磐 聡(2度目)
MOM:MF飯尾一慶(5度目/通算14度目)
MOM:MF小池純輝(2度目/通算6度目)
MVP:FW高原直泰(2度目)
MVP:GK佐藤優也(初選出)
MVP:DF石神直哉(初選出)
MVP:MFロメロ・フランク(点を取るなら彼しかいなかった)
MVP:GK常澤 聡(常磐のミスより、常澤のポジショング)
・まぁ、1得点1アシストなんですよね。それが3得点1アシストになる可能性もあるんだから、もっともっと結果を残して欲しいですね。何気に高木聖佳さんが「実は別のパフォーマンスも考えているそうです」という情報が。まさか、FFっぽい戦闘コマンドに「パフォーマンス」も入ってたんじゃあるまいな。次、あれやろって考えて蹴ってると入らないぞー。んで、飯尾が居なかったら常磐のゴールも無かった。小池の2得点目も助かると。
・石神はよくがんばりましたっていう事で。んで、佐藤に関してはセービングではなく、あのロングキックですよね。ゴールを決めたシーンでも起点は佐藤のキックなんですよ。ライナーで飛んでいって、前線のフリーの選手にぴたっと合わせる。後半外したけど常磐のも佐藤からが起点。今までキック技術のあるGKって観た事無い(菅野はユースのみだし)もんでね。ただただ、驚いておりますよ。後半30分過ぎに体力ががくっと落ちるヴェルディを当たり前の様に語ってきました。高原は代表して選びましたが、30分過ぎでも選手が走る走る。運動量で相手を上回るなんて事は珍しいですよ。更に巻、前田、竜士も入ってきたら走る走る。これで追い掛け回す事でパワープレイにならなかったとも言えるんじゃないでしょーか。
・さ、次は松本山雅ですよ。あれだけ守備が不安だと言いながら、守る時に5-3-0-2の全員守備で守ることでJ2最小失点の「4」でキープしてるってのが素晴らしい。次は「歩く攻略本」反町さんの長所を消すサッカーですよ。かつても反町さんには良いように長所を消されました。この新しいサッカーの対応は反町さんの頭に出来上がってるでしょう。ここで攻略されると一斉に全チームが真似してくるのです。川勝さんもそれでやられましたからね。ここが大事な一戦ですよー。