・さて、久しぶりのヴェルディ観戦となりました。ただ、日焼けするなんて聞いてないーっ! ナイトゲームからデーゲームになったってのに日焼け止めを塗るなんて聞いてないーっ! 試合中でも「飲水タイム」があるなんて聞いてないーっ! そんで、日曜日なったら風邪ひけるぐらい寒いなんて聞いてないーっ! という訳で季節外れなのか、季節通りなのか分からない時こそ、みなさま体には気を付けてお過ごしください。という訳で駒澤の現場からは以上です・・・って言いたいけれど、観戦記は書きますか。
-東京ヴェルディのメンバー- 李 栄直 奈良輪雄太 (カン・スイル) パライバ 森田晃樹 梶川諒太 (澤井直人) 山本理仁 内田達也 近藤直也 若狭大志 クレビー (新井瑞希) 上福元直人SUB:柴崎貴広、平 智広、永田拓也、小池純輝 -ファジアーノ岡山メンバー- 中野誠也 李 勇載 (福元友哉) 仲間隼斗 関戸健二 (武田将平) 上田康太 喜山康平 廣木雄磨 田中裕介 濱田水輝 増谷幸祐 (椋原健太) 一森 純SUB:金山隼樹、崔 程援、三村 真、赤嶺真吾
・ヴェルディの方は変則的な4バックという様相。クレビーニョが前へ行った時にカウンターを食らったら3バックで守る陣容。内田はそんなに前へ行かない。逆に奈良輪は戻ってくる事もあるが、逆サイドで攻撃が始まってる際にセンターラインでキープするシーンも多かったので3トップと考えて良さそう。李 栄直はがっつりCFであった。レアンドロが偽CFという事でゲームを作る事に専念するという話だったが、李が真ん中に立った以上は足元よりも上という選択肢も出来る。さて、先制点はバックパスミスからパライバ、パライバがシュートを撃たずに横パス。ここを李が無人のゴールに押し込んで先制点。その後は岡山がCBからサイド、サイドからアーリークロスで李 勇載へ当てるという「岡山らしいサッカー」で攻めてくる。何度も言ってるけど、李 勇載のソン・フンミンになりたいオーラが強い。遠くても「ぶっぱ」してくるし、強引なドリブルもするし、空中戦のぶちかましも強い。まぁ、なりたい気持ちは分かるけれども、FIFA20では数値「87」らしいよ。これってウォークアウトだよね。そんな数値高いの?
・まぁ、岡山のやりたいサッカーは分かる。手数を少なくリスクを抑えて、ストロングポイントを最大限利用してくる。ヴェルディのやりたいサッカーは時間稼ぎ系ポゼッション。ところが今のヴェルディは追いかけられただけでビビっちゃって、ポゼッションサッカーとは程遠い。ここは駒澤大学駅があるもんね。きっと、ヴェルディレジェンドでもある桐蔭・駒澤ラインが観たら「へそで茶を沸かすレベル」、「ちゃんちゃらおかしいレベル」「笑止千万レベル」・・・うん、意味あってる? まぁ、ともかくバカにしちゃうかもね。まぁ、このサッカーやるなら林 健太郎必要だよ。どこかで「いなす」、「ひとつ飛ばす」、「同じ相手に返す」、「くるくる回る」・・・うん、相手が泣くまでパスするんだよ。諦めるぐらいやるんだよ。もう、みんなビビっちゃってビビっちゃって。李 栄直が縦パスをトラップするのに、あんなに大きくトラップしてるのもCFじゃないからだね。林 陵平も試合出れないのを我慢して「残ります」とか言えばよかったかもね。町田より出番あったかも。ただ、そこを狙っていた田中裕介、キャミィばりのスパイラルアローでボールを掻き出す。ファールかと思ったけどノーファールだったね。ここから繋がれて仲間のゴールで同点へ。
・脚で悩んだら菜々緒に限る。後半になってから岡山が追加注文。前半は岡山らしい2本のパスだけでゴール前へ上げてくるアーリークロス戦法であったが、後半からはサイドで縦を勝負してマイナスパスとか、抜き切らずのクロスとか、サイドの攻防にもバリエーションが増えてきた。左サイドバックとしての守り方もイマイチだったのか内田が勝負負けまくったね。ここらへんもさっきの李 栄直と同じで「本職じゃない」っていうミスになるかな。サイドでの縦勝負とDMFでの対応は違うもんね。一瞬で縦抜かれてたもの。初速で負けちゃうって事もあったぐらい。ただ、この展開で岡山はしっかりと足を振っている。枠をとらえることは出来なくても攻撃が攻撃が終わっている。つまり、ヴェルディのカウンターも無い訳で。足を振れるという事はこの逆転弾の様に、正面へ飛んだシュートもクレビーニョの足に当たって入る事も訳だ。ただ、若干クレビーニョもシュートブロックをする体制に見えなかったんだよね。この菜々緒の様にびしっと足出してかないとね。って事が言いたかったというより、菜々緒の画像からくる後付けな訳だけども。
・下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる・・・今後はこの画像の様に下手な鉄砲も「ヘヴィボウガン」でぶっ放せば良い訳でね。数撃ったらGK死んじゃうよ。ロスタイムになったら、まぐが優しく捕獲してあげるよ。ただ、この試合では岡山の横飛竜「イチモリジュン」っていう新種のモンスターに3乙されてしまいましたよ。まずは李 栄直の振り向き様ボレーが左上へ飛んだものの、一森の横っ飛びスーパーセーブ。セットプレイ崩れだったかな、左サイドからクレビーニョの切り返しからのシュートも逆を突かれながらのスーパーセーブ。左サイドからのクロスにミスマッチを利用した李 栄直のヘディングシュートも横っ飛び。これは3つともゴールになってもおかしくない決定機ですよ。枠へも行ってるし、超反応でしたからね。素晴らしいGKですよ。ただ、ロスタイムにその横飛竜イチモリジュンも瀕死だったんで寝ちゃったんですよ。後は捕獲するだけ。そこをどフリーでヘディングシュートしたクレビーニョ。逆つかれてたんで枠内でゴールでしたよ。ここで枠の外っていうね。せめて、ここはモノにして欲しかった。最後の最後に「捕獲用麻酔玉」を誰も持ってなくて、狩猟に切り替えたけれども時間切れみたいな感じですか? でも、試合は負けなんだよね。
東京ヴェルディ 1-2 ファジアーノ岡山
得点者:李 / 仲間、上田
MOM:GK一森 純(スーパーセーブは1つだけにして)
MOM:MF上田康太(足を振るとこういう事も起きるのさ)
MOM:DF田中裕介(まさにスパイラルアローでした)
MVP:FW李 勇載(ゴールこそ無かったものの存在感は抜群)
MVP:FW李 栄直(4度目/通算10度目)
MVP:DFクレビーニョ(2度目)
・昇格争いの目下ライバルに勝てないですな。勝てないまでも引き分けで上位陣を引っ掻き回すってのも面白いもんなんだけどね。結果的に攻撃がうまくいった時はポゼッションでもなかったりしますね。5分ぐらい何もせずに「パス回し選手権」をし続ける。これが出てない様では「らしいサッカー」もどこへやら。岡山の方がまさに「らしいサッカー」をやってましたね。J1、J2、J3と大量得点の試合が出てるのも、ここまで培ってきたサッカーが浸透した証拠。果たして、ヴェルディも残りの試合で大爆発なんて試合あるかしら?