・いやー、ホームで負け無しの両チーム。しかし、アウェーではなかなか勝率が悪い者同志。さて、この試合はどっちが勝つ?・・・みたいなオープニングで盛り上げてくれましたが、結果はアウェーのユナイテッドが勝利。しかし、結果だけを見ると1-3の負けですが、どうしてどうして。アーセナルらしさ全開の超面白い試合でしたよ。惜しむらくは・・・デ・ヘア。とっとと、レアルでも何でも行ってしまえっ!
-アーセナルのメンバー- ラカゼト アレクシス Mエジル コラシナツ Gジャカ ラムジー ベジェリン(Oジルー)(ウェルベック) モンレアル ムスタヒ コシェルニ (イウォビ) PツェフSUB:オスピナ、メルティ、コクラン、ウィルシャー ユナイテッドのメンバー Rルカク マルシャル リンガード (エレーラ) (ダルミアン) Aヤング マティチ Pポグバ バレンシア(ラッシュ) (退場処分) ロ ホ スモリン リンデロフ デ・ヘアSUB:ロメロ、ブリント、マタ、マクトミネイ
・解説の川勝さんが面白い見解でしたね。好調ゆえにパスを繋ごうという意識があり、最終ラインでも簡単に前へ蹴らなかった。そこからのプレスで2失点。まぁ、普通ならモウリーニョのサッカーに対して、少しぐらいは相手を考えたサッカーをするものだけど、アーセナルは相手次第でサッカーを変える事はしないもんでね。コッシーのパスミスから、細かく繋いでバレンシアのゴール。ムスタヒが奪われてリンガードがゴール。開始早々であっさりと2失点してしまいました。ちなみに今シーズンはツェフ、ムスタフィ、コッシー、モンレアルで失点してなかったんだけどねー。
・さて、ここから負傷のムスタフィにかえて、イウォビを投入。これで3バックではなく、4バックにするという意味。こっからアーセナルが大逆襲。その前にこの試合を分ける決定的なチャンス。直接FKを得たアーセナル。これをエジルがゴール右上へ絶妙なシュート。あのデ・ヘアでさえ一歩も動けない完璧なシュート。しかし、これを蹴ると同時に走り始めたアシュリー・ヤングが急にゴール内へ走る・・・そして、ばっちりのタイミングでヘディングクリア・・・まさに神業。
・まぁ、この試合の全てと言ってもいいのはGKデ・ヘア。CKをジャカが折り返してラカゼット・・・これはもはや偶然。ぼーっと突っ立ってただけのデ・ヘアに当たっちゃうなどツキも持ってる。サイドラインからドリブルしてきたラカゼットが撃つんだか、撃たないんだかっていうフェイントを満載にしたのに引っかからずに超至近距離セーブ。最後まで我慢出来るってのも良いGKの見本だね。お尻つかないもの。その後もベジェリン、コラシナツの強烈なミドルも止めるわ、ルカクのオウンゴールにも反応。更に一番ヤバかったのがラカゼットの強烈シュートを片手で反応、超至近距離のアレクシスまでセーブ。この時点で今日は何やっても勝てないんじゃないかって思わせるGKになりましたね。もう、ほんと早く移籍して。
・ただ、そんなデ・ヘアでも止められなかったのがこちら。まさかのラムジーの飛び出し。あそこでダイレクトで決めるんではなく、GKの目の前でトラップパス。あそこでパスを選ぶっていうセンスが素晴らしい。まぁ、最近のラムジーは決定機でなかなか決めてくれなかったりするので、ある意味パスを選んだのは成功でしたね。そして、その落としたボールは決定力の高いラカゼットの元へ。あそこでしっかり落としてしっかり蹴れる人に渡ったのはいいですね。ただ、このゴールで本気で追いつくと思ってたけどねー。
・ただ、今回の試合でもっとも残念だったのがポグバの退場。まさにしなくてもいいとこであんなことを・・・。これで数試合出場停止になりそうなほどの衝撃。単純にボールが長くなったところなので、もはや自分のボールになってなかったのでそれだけで印象は悪い。滑り込んでいたベジェリンの側副靭帯の真上へ体重の乗ったスパイクがぐちゃり・・・・。避けようと思えば避けれたし、そもそもどんなに足を延ばそうが、スライディングしようが届かない時点で足を出したのは失敗。更にその後のジェスチャーで反省の色なし。感触分かってたと思うけどね。最近のスパイクは薄いから。歩くとポイントががっちゃがっちゃうるさい奴じゃないんだから。ともかく、ベジェリンが長期離脱にならんでよかったよ・・・。
・さて、結果的に1-3なんですが、2点入った時点でアーセナルは押せ押せ。ユナイテッドはバスを止めるぐらい。これだけ攻守ハッキリ揃った場合、ユナイテッドは守備が堅いイメージがあったんだけど、90分間でシュートも撃つだけ撃って33本。そのほとんどが適当なシュートではなく、いずれも決定機。むしろ、ユナイテッドがこんだけ崩されたってのは意外でした。そして、アーセナルもこんだけ崩せたってのも意外でした。毎試合こんだけやれればもっと勝ってもおかしくないんだがなぁー。