・さて、今回の移籍市場が終了しました。かつては移籍市場最後の日にドラマがあったアーセナル。今回はそのドラマが無かった・・・なので、今回は補強動向の総括をお送りしたいと思います。まぁ、アーセナルだけじゃなく、今回の移籍市場では大きくやらかしたのは、バルセロナかもしれないですね。なんせ、欲しかった選手は軒並み断られ、慰留に務める間もなくネイマールにも出ていかれてしまった。さらにメッシをシティが、イニエスタをユーベがちょっかい出してますからね。今後も気になりますね。
・シーズン最初の獲得はここ最近早いんですよ。エルネニー、ジャカとどこよりも早かった。そして、今回はコラシナツをフリーで獲得。左サイドバック、３バックの左のバックアッパー的な獲得ではある。なんせ、ヴェンゲルさんはモンレアルに絶対の信頼を寄せてますからね。ただ、体型を見るとコラシナツはアーセナルに珍しい「戦える」選手なんでね。是非、レギュラーを取ってほしい。さて、シーズン序盤でベジェリンのバルセロナ移籍話がありましたが、考えてみるとバルセロナはここから失敗してるんですね。んで、今になってベジェリンはバルセロナ移籍に個人合意していたなんて話も出てたり・・・。
・そして、急転直下でアーセナルに有利に運んだ移籍劇。それが念願のラカゼット。もともと、アトレティコ・マドリードとの一騎打ちだったんですが、この度移籍禁止措置があった。更にアトレティコ・マドリードがラカゼット獲得話を正式に降りてしまった。それがチェルシーのジエゴ・コスタの復帰に力を入れるとのこと。これで移籍先が１つに絞られてしまい、アーセナルに移籍が決まった・・・うん、これら全て偶然だよね。非常に助かった。そして、アーセナルにとって実際に獲得の話はこれだけだったんじゃないだろうか。
・まぁ、こいつがややこしくさせたね。レアル・マドリード、アーセナルらが色々と騒がせてしまったが、200億以上の価値があるかどうかはまだまだ。なんだかんだで移籍しないという事で決着しそうな感じだったのだが、まさかのパリＳＧへのレンタル移籍という決着。さて、実際アーセナルが狙った理由はムバッペが欲しいというより、アレクシス・サンチェスの代役を探しているだけなんですね。
・今回移籍がこじれた原因として、選手の流出を阻止する為に全精力を注いだせいではないだろうか。それがジルーのエバートン、チェルシーのチェンバレン、シティへアレクシス・サンチェス、ベジェリンのバルセロナ、インテルのムスタフィ。それだけじゃなく、余剰戦力の売却にも苦労をさせられている。シュチェスニー、ドビュッシー、ルーカス・ペレス、ガブリエル、ギブス、ウィルシャーなどなど・・・結果的に復帰という選手も多いんですが、やはり移籍金などを得られない移籍も多かった。逆に意外なのがチェルシーだと思われたチェンバレン。まさかの急転直下のリバプール移籍、「ジェラードになりたい」ってのは今年のサッカー流行語に入れてもいいね。そうなると、アーセナルはずっと間違って使ってたって事になるね。もう、ごめんとしか言えない。
・そして、最後に問題のアレクシス・サンチェス。実は最後の最後にシティとクラブ間で合意していたそうです。ただ、その移籍の条件が「トマ・レマル」を獲得出来た場合だったそうです。そして、最後の最後に130億円という破格の金額でもって挑むものの、モナコとクラブ間合意にまで至っていたのに、「トマ・レマル」自身が移籍したくないと頑なに拒んだ為に実現せず。こうなると、シティにもアレクシス・サンチェスの獲得話が行かずに時間切れ・・・最初から行きたくないなら言えよコラっ！ 無駄に時間使っちゃったじゃないか。これならドラクスラーに全精力注げたじゃないか。
・さて、結果的に何も変わらなかったアーセナル。いや、選手のモチベーションは確実に下がっている。そういう意味ではかなり厳しいスタートとなった訳だが、そんな中でも結果を出せるのもアーセナル。きっと、またウォルコットが謎の覚醒をし始めて得点を量産するはずだ。んで、終盤どこ行った？ってなるんだ。そういえば、今までもフレブ、フラミニ居なくなったよ。ファブレガス居なくなったよ。ファンペルシーいなくなったよって言っても、確実に何とかしてきてる。今回はどうやって打開出来るのか、要注目ですな。