・にひひひひ。ずーっと勝てなかったビッグロンドンダービー。いよいよ、この悪しき呪いが解ける日がやってきた。そして、ここからアーセナルがロンドンを制し続ける日の始まりでもある。試合前の煽りVでは「DIEGO」の文字のオンパレード。現役のサッカー選手の中で最も嫌いな選手、ジエゴ・コスタの事だ。こいつをどう止めるかがこの試合の鍵を握る。
-アーセナルのメンバー- アレクシスS (Oジルー) イウォビ Mエジル ウォルコット (Kギブス) コクラン カソルラ (Gジャカ) モンレアル コシェルニ ムスタフィ ベジェリン PツェフSUB:オスピナ、ホールディング、チェンバレン、ペレス -チェルシーのメンバー- Dコスタ アザール マティチ ファブレ ウィリアン(バツアイ) (アロンソ)(ペドロ) Nカンテ アスピリ Dルイス ケーヒル イヴァノ クルトワSUB:ベゴヴィッチ、オスカル、モーゼス、チャロバー
・チェルシーの4バックがこんなにも脆いとは。モウリーニョ最後の年から懸念されていたDF陣の老朽化。明らかに衰えの見える守備陣のテコ入れも使い古されたダビド・ルイスしか獲得出来なかった。コンテ本人はナポリのクリバリが欲しかったそうですが、CLも出れないチームでは獲得話はなかなか進展しないもんですよね。んで、その守備陣がやらかします。ケーヒルのミスからアレクシス一人旅。GKと一対一で落ち着いてループを狙っちゃうオシャレな一撃であっさりと先制。うーん、CFの補強が必須だと言われてたけど、アレクシスのCFで充分いい感じだったりして。
・良い感じのウォルコットは誰も止められないんですよ・・・なんか、毎年言ってる気もしますが。いつも、この最初だけいいんですよ。んで、年をまたぐとケガして出てないっていうね。うーん、今回も酷使してる感じするのでチェンバレンといい感じで交互に使っていきましょうか。イウォビからのスルーパスにベジェリンダイレクト、2度も動き直したウォルコットのプッシュで2-0。そもそも、右で張ってるだけが多いウォルコットですが、良い時はFWみたいに中央の裏とか飛び出すんですよ。うん、今はヤバイ時のウォルコットですよー。
・そして、何よりエジルが高い位置でボールを触るので恐ろしいね。相手をアタッキングサード・・・ファイナルサードだっけ? ベンゲルさんは何か違う表現使ってたな。とにかく、チェルシー相手に自陣にべったりにさせるほどのポゼッション。やっぱ、カソルラがいるとあちこちで受け手になってくれるのよ。バックパス、横パスがいいアクセントなのよ。んで、たった2名でロングカウンターを成功させます。エジルの突破からアレクシスにスルーパス。右からアレクシスのクロスにエジルが叩き付けるボレーで3-0。前半だけで試合終了ですよ。あのチェルシーを相手にですよ。いやー、笑いが止まらない。
・それでも、後半になると少しは落ち着くかなと思われていたんですが、見どころは後半にも充分にありました。まず、ボルトより速い(50m走なら)と噂のベジェリン。完全にペドロがGKと一対一になる状況でした。そこを全速力でぐんぐん追いつき、追い抜かしてからのスライディングで一本っ! いやー、マジか。こんな守備ある? シティやバルサが欲しがってるけど、絶対あげないっ!!(元バルサのカンテラ) そして、守備が凄いのなんの。あの大っ嫌いなFWジエゴ・コスタを冷静に対応し続けたコッシーとムスタフィの鉄壁。勝手に相手がイライラして警告貰ってたし。ざまーみろ。観てても安心できるぐらいの快勝で3-0。いやー、たまらん。
・という訳でサポーターも大満足で最後は遊んでましたね。ジエゴ・コスタがボールを持つ度に「ブーーーッ!」って言って、ジャカが持つ度に「シュートッ!」と掛け声。前節に気持ちいい一発決めてるんでね。ウォルコットが持っても「テオ、テオ」止まらない。みんな楽しそうだった。そして、歌いたくって仕方ないのかジルーの交代で大合唱ですよ。こんな雰囲気を醸し出されちゃったら、アレクシスもベジェリンもエジルも契約延長しちゃうってなもんだね。ほら、明日にでもサインしていいんだよ。
・さて、今日の夜にCLバーゼル戦がありますね。何気にちょっと気になるのが、この試合で前半で交代したコクラン。ヒザの靭帯をやっちゃったらしく、軽傷で済んだとはいえ今月は難しいかな。ま、ジャカが出るので大丈夫だとは思うけど、こういうのがどんどん増えていくのがアーセナル。今月はもう過密日程なので、ほどほどにしないとね。さて、今日のバーゼル戦ではそのジャカの兄弟対決になるかが見どころですよ。