・いやー、何気にまぐったら5月31日の栃木戦ぶりの勝利だったりするんですよ。大宮戦行けなかったからね。しかも、その観に行かなかった試合の内訳は5勝1敗と勝ちまくっておられる。九州2連戦だって負けなければいいって思ってたところ、2連勝で帰ってくるなんて思ってなかったからね。なにせ、ケガ人も多くてレギュラー欠いてるのに勝ってるんだし。
-東京ヴェルディのメンバー- 高木大輔 杉本竜士 (平本一樹) (高木善朗) 澤井直人 南 秀仁 中後雅喜 安田晃大 安在和樹 井林 章 ウェズレイ 大木 暁 (田村直也) 佐藤優也SUB:柴崎貴広、畠中槙之輔、永井秀樹、菅嶋弘希 -京都サンガのメンバー- 宮吉拓実 有田光希 (永島悠史)(大黒将志) 駒井善成 伊藤優汰 原川 力 田森大己 磐瀬 剛 バヤリッツァ 下畠翔吾 内田恭兵(石櫃洋祐) 清水圭介SUB:杉本大地、菅沼駿哉、黄 大城、佐々木勇人
・京都は監督を変更して石丸清隆が監督に。こないだの大分戦と同じでこうなると何か悪い事をした訳でもないのに、急に改心するというか「ちゃんとサッカーしよう」という気持ちになるみたいですね。今回の京都もじっくりとボールを繋いで、ワイドに展開するサッカーをやっていました。だけどね、リトリートでじっくり守ってロングボールじゃないなら恐くは無いんですよ、にひひひ。こら、今日も勝っちゃいましょか。
・前半は10分までに2度も京都がヴェルディの右サイドを崩してラストパスまで出ちゃうほどの決定的なシーンを作ります。うん、ちゃんとサッカーやられてます。序盤に慌ててしまったのは、こちらの事情もあります。左サイドの駒井が2度ほどサイドを突破してます。最終的にはスルーパスが合わなくて、向こうが勝手に失敗してくれて助かった。伊藤のループなんかもこっちがループで失点しやすいってのがバレてる。この時間帯でゴール獲られなかったのがヴェルディの勝因。京都はここで獲ってればという感じ。
・ヴェルディの決定的なチャンスは2度。南のスルーパスに反応した大輔が裏へ。大輔がこれをダイレクトでクロス。ファーサイドへ飛んだボールをダイビングヘッドしたのは中後。これはGK清水の方を誉めねばなるまい。スーパーセーブでした。実は先ほどのサイドを破られたシーンでは安田の守備の遅さで後手後手を踏んでしまい、早いプレスにならなかったから崩されてしまった。しかし、こちらは安田らしさが活きたシーン。バイタルで貰った安田が前線へスルーパス。飛び出した杉本には若干扱いづらい浮き球であったが、これをトラップして浮いたボールをよく見てボレー。GK正面であったが決定機であった。
・京都はCBのバヤリッツァがどれだけ助けてるか。ウェズレイが狙ったらしいスルーパスを杉本がどフリー。後はバヤリッツァのみという状況でもちろん勝負・・・しかし、長い脚で一喝っ! 勝負のモーションに入る前に奪われてしまった。更には右サイドの伊藤に対してのロングアーチなんかも見事。最終ラインから1つ、2つ飛ばしてパスを出せる意味ってのは大きいよ。今のヴェルディでは井林もウェズレイも残念ながら得意ではなく、田村と高の2人が上手いぐらいか。そんな中、左サイドの安在からのロングフィード。巻いて通るボールを反応した大輔が突破。内田がクリアしたかったが直前で大輔が胸トラップした事で、振り上げた足は大輔を蹴る形になってしまいPK。GKの清水が「後ろから来てる」ぐらいのコーチングしてあげないと内田が可哀想だぞ。これを「PK獲った選手が蹴る」というルールに基づき、大輔がそのままゴール右上へ蹴ってゴールイン。今回も先制点を獲ったぞ。
-東京ヴェルディのメンバー- 高木大輔 高木善朗 (平本一樹) 澤井直人 南 秀仁 中後雅喜 安田晃大 安在和樹 井林 章 田村直也 大木 暁 佐藤優也
・何かいろいろあったみたいですね。まず、トガちゃん達が審判を囲んであーだこーだ言ってたシーンがあったんですが、澤井と駒井が交錯した際に絡みついた澤井の足を掴んで放り投げたんですね。これで審判に物申したと。更には大黒投入もあって、緩急が激しくなったせいかウェズレイがハムを痛めて交代。これが本当に肉離れだとすると全治一か月なんだが、今シーズンはケガばっかりですな。
・「大黒将志」・・・ヴェルディにも在籍していたが、確かに異次元のストライカーであった。決定力は群を抜いていたし、何が起こるか分からないボールこそ嗅覚で反応したものだ。何よりその素晴らしさはオフ・ザ・ボールの動き。最終ラインとの駆け引きは毎回に及ぶ。ただ、それだけ凄いFWなのにまぐの感想は「面倒くさい」だった。毎回毎回駆け引きするんだよ。CBが持ってもDMFが持っても。ヴェルディはポゼッションのチームだ。パスを回すチームだ。横パスを延々と回して穴を待つ。この間に何度動き直す事か。それなのに延々と大黒を無視する訳にもいかないじゃないか。なので、たまに大黒へ供給してあげないといけない。これがいちいち面倒くさいのだ。自然と中盤を省略したくなる、横パス回すのやめて全部大黒へ送ってしまうのだ。そうなると、一発で縦を突破するパスばかりになり、ヴェルディの攻撃は一発勝負になる。通ればゴールになるが、通らなければシュートも撃たないし、決定的チャンスにもならない。1試合でそれをやったら最後まで決定的チャンス無しという試合も生まれてくる。気付いたら「縦ポン」サッカーになり、単調なので相手も対処しやすいので読まれてしまい内容が無くなる。この状況に陥ってしまうけど、1本通ればゴール決めてくれるから「面倒くさい」のだ。そして、この試合もそうなった訳だ。
・一本だけ通ったシーンありましたね。スルーパスから大黒がGK佐藤を抜いて無人のゴールへシュート。あれはゴールのコースを大木がカバーしたおかげで入らなかった。つまり、あの様なシーン作っちゃうんですよ。だから、文句も言えない。でも、結果この試合での勝因は大黒サッカーをやってくれたおかげ。何度となくロングパスがそのままゴールラインを割ったり、最終ラインへのボールを佐藤がキャッチしたり、何度田村や井林に引っかかり奪われたことか。大黒を中心としたサッカーを構築しない限り、大黒を活かす事は出来ないですよ。全員で守備して、全員で大黒の為にパスコースを作り、大黒へロングパスを蹴れる人を用意し、中後や菊岡なんかいいですね、試合内容がつまらなくなっても誰も文句言わず従う。そんなサッカーを今から京都がやれるかどうか。大黒は自分がゴールを獲るための動きしかしません。それでも、他は全部俺たちがやる・・・果たして、そこまで腹を括れるかどうか。うーーーーーん、やっぱ面倒くさいっすねー。
東京ヴェルディ 1-0 京都サンガ
得点者:高木大輔
MOM:DF安在和樹(3度目/通算8度目)
MOM:DF大木 暁(初選出)
MOM:FW高木大輔(4度目/通算5度目)
MVP:MF安田晃大(3度目/通算6度目)
MVP:DF井林 章(6度目/通算15度目)
MVP:DF田村直也(4度目/通算6度目)
MVP:DFバヤリッツァ(攻守両面で素晴らしい)
MVP:MF駒井善成(前半は2度ほど崩したが、後半は大木に負け)
・あのボールを供給した安在をMOM。京都の攻撃が中途半端に終わってしまうのでカウンターを取る機会はほとんどなかった。自力で奪わないといけなかったので、安在の裏へのボールは見事だった。更に大黒の無人のゴールへのシュート、駒井との勝負などで守備での貢献が光った大木もMOM。大輔はPK。ほかには何気にアシストこそなかったが、徐々に自分の長所を出して縦パスをぼんぼん通した安田。肉離れでケガしたのは不幸中の幸いだったか、田村と井林のコンビで大黒をシャットアウト。うん、あの面倒くさいサッカーも対応すれば余裕で完封なのですよ。
・うーん、肉離れだとするとまたケガ人増えちゃいましたね。3連勝で4位だなどと浮かれてると痛い目を見ますよ。何故なら、レギュラーを欠いてるという現状は変わらない訳です。負けないサッカーを続けていく事が大切です。今の所、完封が多いので先制すれば勝てるという意識付けが出来上がってますね。逆に先制されたら、そのまま負けるも染みついてます。まぁ、先制するに越した事は無いですが、先制された後の意識付けも忘れずに練習してねトガちゃん。しばし、土曜は仕事で観に行けないので、次の1日だけは何とかして観ようと思う。三ッ沢は無理かなー、近いのになー。