・今週も水曜日の試合でボーナスチャンスが訪れた。それが右サイドの大木 暁だ。これでJデビューとなる訳だが、果たしてデビューはどうだったのだろうか。それにしても、駒澤大学からの大卒選手なだけではなく、彼もヴェルディユース出身者という事なので「まぐまぐまぐろん」の本領を発揮したいと思う。善朗と同期になるのだが、先輩後輩が誰になるのか・・・ぜひ、「まぐまぐまぐろん」どうぞ。「ヴェルディユース早見表」 に載ってますです。
・前回のホームで負けた原因は天候でした。強風の駒澤で試合をしたんですが、後半になって止むというね。結果、ロングシュートは食らうわ。波状攻撃は止まないわで前半はボロカスにやられました。とはいえ、そもそも熊本は「相手の長所を消すサッカー」で有名な小野 剛監督です。今回もヴェルディの早いプレスを分かった上で、細かく繋ぐサッカーをなるべく「ダイレクト」でやってきましたよ。なかなか、効果的でした。しかし、ヴェルディ相手に繋ぐサッカーで真っ向勝負なんていけません。繋ぐ勝負は案の定、ヴェルディに軍配が上がります。
・今回のヴェルディは縦パスの意識が高く、スピードも早いので次の選択肢を絞り切る前にパスが行きかう。そのまま、PA内までも悠々と入り込めるもので、前半は4度の決定機。まずは左から杉本がドリブルで突破、中へ折り返すと魅せかけてのニア天井狙いシュートはGKのシュミット・ダニエルのセーブ。セットプレイからの大輔のシュートはGKを抜いた裏でDFがクリアしたり、その後のヘッドもポストだったり。南のカットインシュートのこぼれに反応した澤井のシュートもGKの裏はついたが外。いやー、こんだけ崩しに崩したシーンのオンパレードは見事ですよ。今日のヴェルディは一味違うぞ。ただ、結局ゴールが入らないので、いつものヴェルディだぞ。
・さて、デビューの大木くんはいかがだったんでしょーか。まず、何よりもあのビダルの様な頭に違和感を覚えたものの、選手名鑑でも独特な感性を持っているのでまぁ良しとしようか。試合開始早々、杉本からのスルーパスに反応してのクロスで目を見張るものがありましたね。これが練習になったのか、前半36分では超決定機を演出しますよ。こちらも杉本からのスルーパス。折り返しを大輔に合わせるがヘッドは外へ。理想はワールドカップのイングランド。ルーニーの折り返しをスターリッジが合わせた時の様に全力で走りながらも足を面にして押し込むだけのボール。若干、ボールが浮いた分だけ難しいクロスになっちゃったね。後半もオーバーラップは見事であったが、どんどん精度落ちちゃった。結果は出なかったけれども、Jでもやれるという自信はついたデビュー戦になったかな。
・後半になってちょっと面白いシーン。総じて、ヴェルディペースだったが0-0で終わったという印象。そこで冨樫監督のハーフタイムコメント。「もっとギアを上げていこう」・・・・ルフィですらギア幾つまであるんだといぶかしんでいるというのに、あれだけ繋いで繋いで崩したら、まだ上げていけと言われてしまいました。その結果、スカパーの実況と解説は「まだ上げるんですか・・・」と絶句。いやー、前半のサッカーの時点で実況も解説も感嘆の声を上げておりましたよ。
・兄弟2トップ実現っ!! 決して、気をてらった訳ではなく、トガちゃんの考えあってのコンビ。試合後には中学生の頃にも何度も見たからと言わしめたゴールが生まれます。澤井からの縦パス。相手のDFが対峙しているがリズミカルでしたね。トラップ、切り替えし、ワンステップ、カットインシュート。シュートまでの流れが見事。これって決してチャンスではなかったよ。チャンスで決めるのは当たり前、チャンスでもないのに決められるってのは優勝争いに必要な力。まさにそういうシュートでした。何かヴェルディに居ないと一切見ないもんで、よそのクラブでも得た力ってのはあるんだね。見事なまでに巻いて入るシュートで先制点。
・さ、先制もしたし、あとはじっくりと負けないサッカーをして0-1で勝ってやろうじゃないか。ただ、熊本はセットプレイでのチャンスを次々と作ります。途中のCKの誰にも当たらなかったシーンはやばかった。佐藤も飛び出して触れなかったし、熊本も2人ぐらい素通りしたし。全員ボールの軌道見えてなかったみたいだね。ロスタイムでの井林のハンドでのFKとかもヒヤヒヤさせられるし。PKかと思っちゃったよ。
ロアッソ熊本 0-1 東京ヴェルディ
得点者:高木善朗
MOM:FW高木善朗(初選出/通算6度目)
MOM:DFウェズレイ(3度目)
MOM:FW杉本竜士(4度目/通算7度目)
MVP:DF大木 暁(初選出)
MVP:MF澤井直人(2度目/通算7度目)
MVP:FW高木大輔(初選出/通算4度目)
MVP:GKシュミット・ダニエル(彼じゃなきゃもっと点が取れた)
・澤井はアシスト、竜士もアシスト級のパスで活躍、ウェズレイは何と空中戦完勝。12回の競り合いで全勝です。巻にも勝ったし。終盤のロングボール攻勢もこれで怖くない。逆に井林も守備の面では完勝も、カウンターを貰ってしまいそうなパスミス2度、ハンドでのFKなど守備以外でのミス多くなってるかな。大木は御祝儀。シュミット・ダニエルは良いGKですね。仙台が使わないんなら完全移籍で熊本獲得してもいいんじゃないの。
・「相手の長所を消すサッカー」を主とする小野さんらしくない試合をしちゃいましたね。ヴェルディが勝った要因は、相手の術中にハマらずに攻撃を攻撃として終えた事。ほとんどがシュートまで行って終わってるのでカウンターを貰ってないんですね。こういうサッカーが出来ていれば、勝ち点はおのずと入ってきそうです。これで大分には躓きましたが、アウェーの九州2連勝ですよ。今度は味スタ二連戦、京都と讃岐が相手。いつの間にか5位にまでなっちゃったけど順位は目をつむって試合をしましょう。まだまだ、ヴェルディは上位ではあっても強者ではないのだから。
-ロアッソ熊本メンバー- 齊藤和樹 嶋田慎太郎 (岡本賢明) 藏川洋平 常盤 聡 (清武功暉) (巻誠一郎) 髙柳一誠 園田拓也 黒木晃平 鈴木翔登 權 韓眞 養父雄仁 ダニエルSUB:畑 実、上原拓郎、中山雄登、上村周平 -東京ヴェルディのメンバー- 高木大輔 杉本竜士 (菅嶋弘希) (高木善朗) 澤井直人 南 秀仁 中後雅喜 三竿健斗 安在和樹 井林 章 ウェズレイ 大木 暁 (田村直也) 佐藤優也SUB:柴崎貴広、安西幸輝、安田晃大、永井秀樹
・前回のホームで負けた原因は天候でした。強風の駒澤で試合をしたんですが、後半になって止むというね。結果、ロングシュートは食らうわ。波状攻撃は止まないわで前半はボロカスにやられました。とはいえ、そもそも熊本は「相手の長所を消すサッカー」で有名な小野 剛監督です。今回もヴェルディの早いプレスを分かった上で、細かく繋ぐサッカーをなるべく「ダイレクト」でやってきましたよ。なかなか、効果的でした。しかし、ヴェルディ相手に繋ぐサッカーで真っ向勝負なんていけません。繋ぐ勝負は案の定、ヴェルディに軍配が上がります。
・今回のヴェルディは縦パスの意識が高く、スピードも早いので次の選択肢を絞り切る前にパスが行きかう。そのまま、PA内までも悠々と入り込めるもので、前半は4度の決定機。まずは左から杉本がドリブルで突破、中へ折り返すと魅せかけてのニア天井狙いシュートはGKのシュミット・ダニエルのセーブ。セットプレイからの大輔のシュートはGKを抜いた裏でDFがクリアしたり、その後のヘッドもポストだったり。南のカットインシュートのこぼれに反応した澤井のシュートもGKの裏はついたが外。いやー、こんだけ崩しに崩したシーンのオンパレードは見事ですよ。今日のヴェルディは一味違うぞ。ただ、結局ゴールが入らないので、いつものヴェルディだぞ。
・さて、デビューの大木くんはいかがだったんでしょーか。まず、何よりもあのビダルの様な頭に違和感を覚えたものの、選手名鑑でも独特な感性を持っているのでまぁ良しとしようか。試合開始早々、杉本からのスルーパスに反応してのクロスで目を見張るものがありましたね。これが練習になったのか、前半36分では超決定機を演出しますよ。こちらも杉本からのスルーパス。折り返しを大輔に合わせるがヘッドは外へ。理想はワールドカップのイングランド。ルーニーの折り返しをスターリッジが合わせた時の様に全力で走りながらも足を面にして押し込むだけのボール。若干、ボールが浮いた分だけ難しいクロスになっちゃったね。後半もオーバーラップは見事であったが、どんどん精度落ちちゃった。結果は出なかったけれども、Jでもやれるという自信はついたデビュー戦になったかな。
・後半になってちょっと面白いシーン。総じて、ヴェルディペースだったが0-0で終わったという印象。そこで冨樫監督のハーフタイムコメント。「もっとギアを上げていこう」・・・・ルフィですらギア幾つまであるんだといぶかしんでいるというのに、あれだけ繋いで繋いで崩したら、まだ上げていけと言われてしまいました。その結果、スカパーの実況と解説は「まだ上げるんですか・・・」と絶句。いやー、前半のサッカーの時点で実況も解説も感嘆の声を上げておりましたよ。
-東京ヴェルディのメンバー- 高木大輔 高木善朗 澤井直人 南 秀仁 中後雅喜 三竿健斗 安在和樹 井林 章 ウェズレイ 大木 暁 佐藤優也
・兄弟2トップ実現っ!! 決して、気をてらった訳ではなく、トガちゃんの考えあってのコンビ。試合後には中学生の頃にも何度も見たからと言わしめたゴールが生まれます。澤井からの縦パス。相手のDFが対峙しているがリズミカルでしたね。トラップ、切り替えし、ワンステップ、カットインシュート。シュートまでの流れが見事。これって決してチャンスではなかったよ。チャンスで決めるのは当たり前、チャンスでもないのに決められるってのは優勝争いに必要な力。まさにそういうシュートでした。何かヴェルディに居ないと一切見ないもんで、よそのクラブでも得た力ってのはあるんだね。見事なまでに巻いて入るシュートで先制点。
・さ、先制もしたし、あとはじっくりと負けないサッカーをして0-1で勝ってやろうじゃないか。ただ、熊本はセットプレイでのチャンスを次々と作ります。途中のCKの誰にも当たらなかったシーンはやばかった。佐藤も飛び出して触れなかったし、熊本も2人ぐらい素通りしたし。全員ボールの軌道見えてなかったみたいだね。ロスタイムでの井林のハンドでのFKとかもヒヤヒヤさせられるし。PKかと思っちゃったよ。
ロアッソ熊本 0-1 東京ヴェルディ
得点者:高木善朗
MOM:FW高木善朗(初選出/通算6度目)
MOM:DFウェズレイ(3度目)
MOM:FW杉本竜士(4度目/通算7度目)
MVP:DF大木 暁(初選出)
MVP:MF澤井直人(2度目/通算7度目)
MVP:FW高木大輔(初選出/通算4度目)
MVP:GKシュミット・ダニエル(彼じゃなきゃもっと点が取れた)
・澤井はアシスト、竜士もアシスト級のパスで活躍、ウェズレイは何と空中戦完勝。12回の競り合いで全勝です。巻にも勝ったし。終盤のロングボール攻勢もこれで怖くない。逆に井林も守備の面では完勝も、カウンターを貰ってしまいそうなパスミス2度、ハンドでのFKなど守備以外でのミス多くなってるかな。大木は御祝儀。シュミット・ダニエルは良いGKですね。仙台が使わないんなら完全移籍で熊本獲得してもいいんじゃないの。
・「相手の長所を消すサッカー」を主とする小野さんらしくない試合をしちゃいましたね。ヴェルディが勝った要因は、相手の術中にハマらずに攻撃を攻撃として終えた事。ほとんどがシュートまで行って終わってるのでカウンターを貰ってないんですね。こういうサッカーが出来ていれば、勝ち点はおのずと入ってきそうです。これで大分には躓きましたが、アウェーの九州2連勝ですよ。今度は味スタ二連戦、京都と讃岐が相手。いつの間にか5位にまでなっちゃったけど順位は目をつむって試合をしましょう。まだまだ、ヴェルディは上位ではあっても強者ではないのだから。