・いやー、長かったユニフォーム待ちも終わり、よーやっと買えましたよ。いえね、2月までにさっさと買っておけよって言われればそれまでなんですが、まぐとしてはユニフォームにもネタを仕込みたかっただけなんです。まぁ、その内画像にするつもりですが、実際は規定外なのでだいぶ無理を言ってしまった様です。スタジアムでお見かけになっても、決して「ワンザイって誰だ?」とは思わないでください。
-東京ヴェルディのメンバー- 平本一樹 杉本竜士 (南 秀仁) 澤井直人 安西幸輝 中後雅喜 三竿健斗 (永井秀樹) 安在和樹 井林 章 田村直也 高木大輔 (福井諒司) 佐藤優也SUB:柴崎貴広、中野雅臣、菅嶋弘希、ピニェイロ -栃木SCメンバー- 阪野豊史 杉本 真 中美慶哉 荒堀謙次 (湯澤洋介) 菅 和範 小野寺達也 (本間 勲) 朴 亨鎮 フェリペ 赤井秀行 山形辰徳 (松村 亮) 桜井 繁SUB:竹重安希彦、中野洋司、李 大憲、西川優大
・FAカップ生観戦とユニフォームを獲りに行くという行為が重なりまして、まぐったら大遅刻してしまうという体たらく。まぁ、ここんところのヴェルディは後半30分過ぎに得点が入るというデータがありますから、たとえ開始15分遅刻したってどうとでもなる。そうタカをくくってたらですね、電光掲示板に光る文字はまさかの「1-2」という事に。この15分で何があったのでしょうか。
・右サイドからのふわっと浮かせたパス。これを栃木の杉本が飛び出し、ワントラップ&シュート。中後の空振りもありましたが、迷いなくシュートへ行ったのがタイミングよかったですね。右から完全に崩されてしまいました。更に右サイドの大輔のパスミス。これが三竿を素通りして栃木の杉本へ。ここで前へポジションを取っていた優也の頭上を越えるロングループシュートで0-2。ただ、味スタ最長ゴール記録である常盤は越えられないな。みんなが口々に言っていた、一樹のゴールがすぐに入ったから勝てたというのも勝因だね。ただ、ここ2年ほどやらされていた「セットプレイの守備はゾーン」が効果あったのかもしれませんね。栃木はゾーンなんですよ。なので、一樹がどフリーになってましたね。
・さて、勝った理由として栃木の守備組織があげられますね。ヴェルディの苦手なリトリートではなく、オーソドックスな4-4-2。サイドもオーバーラップするし、ちゃんとサッカーやってる。リスクをかけずにじっくりとではないので、ヴェルディの繋ぐサッカーが活きましたね。特にプレスがほとんどかからないばかりか、バイタルで前を向いてボールを触らせてくれる。こうなると、ヴェルディとしては珍しくミドルシュートも多く撃てる展開になる。更にバイタルをつかえた要因として、南とコウチーニョがいなかったので中央を使いたい選手がいなかった。なので、相手を引き連れる事もなく、ボランチの中後がフリーでバイタルへ入れた。いうなれば、ヴェルディの攻撃はやりたい放題になった訳だ。
・んで、同点になってしまうシーンで安在はミドルシュートなのか縦パスなのか。最初は相手のDFがクリアしたこぼれかと思ったが、あのシュート性のボールを一樹はきちんと中後へ落としてるではないか。そこをパスカットされた訳だが、まるでWCCFのゲームの様に奪い奪われのシーンを作って中後がゴールで同点。いやー、こっちも大輔のミスがあったり、相手はボランチの小野寺がクリアすればいいものを目の前の選手にパスしちゃったんですね。2-2だけどお互いミスがらみでのゴール。

・どうやったらゴールを獲れるかって? それは「脱力ですな」。後半になって度重なる決定的シーンの数々。それらのほとんどが全力で引っ叩くシュートだということ。澤井がかわしてシュートも外、安西も至近距離にも関わらず全力、杉本が裏へ抜けだした時も全力でGKの胸へブチ当てた。何度も言う様だが、まぐが尊敬してやまない武田修宏のゴールシーンはまさに脱力。伸ばした足の数十センチ上を軽く超えたり、脇の下へ流し込むインサイドキック、GKをおちょくる様な肩腰を狙うチップキック、どんなに至近距離でもこの得点パターンだけは頑なに守った。両サイドの隅を狙うより、脇の下のコースの方がよっぽど取れない。今日のゴールで中後、大輔ともに手が届く距離に思える脇の下を擦り抜けてるのだよ。
・とはいえ、決定的チャンスがこれほどまでに山ほど来るのも珍しい。そして、栃木で気になったのが身長190cm以上あるフェリペ。凄い体格なのに変な言い回しだけど軽くない? 特に竜士はこの試合だけで何回抜いた? 腰がったがただったよ。決定的なのが一樹のドリブル。まぁ、ブラジル人のDFは大抵このパターン多いんだけどさ、後ろに誰もいないのに取りに行っちゃダメだよ。あっさり股抜きされてぽかーんとしてた。しかも、サイドの大輔にパス出されてゴールイン。3-2と決定的な仕事されちゃってるじゃん。かと言って、その高さを活かしたパワープレイもせずに途中交代・・・考えてみると、空中戦もポストプレイも一樹が勝ってるっていうんだから、その上背も体格もお話になってない。ははーん、あれだな、フェリペは背丈だけで外野フライ取れない選手だな。
・「誕生日なんて、知らない人がただ生まれただけですもんね」とはバカリズムの名言。あの時は腹を抱えて笑ってしまったが、今日こそはスタジアムをあげて誕生日を祝いたい感満載。安西はバースデーゴールを決めたいだけなの。前半でも一樹と中後のワンツーから安西がGKと一対一。対角線にGKをかわしてゴールイン・・・ってところで左SBのパク・ヒョンジンがクリア。いや、まだまだ誕生日は終わらない。後半にはぐいぐいとDFからこそぎとってGKと一対一も正面へブチ当ててノーゴール。誰か祝って。最後の最後にまだあった、竜士のドリブルからゴール決めなさいとばかりにお膳立てされたボール。これをニアで安西がまさかの空振りで終了・・・うん、竜士の優しくないパスとか、気持ちが前へ行き過ぎてボール足元過ぎとかもあるけどさ。まぁ、とにかく・・・おめでと♪
-東京ヴェルディのメンバー- 平本一樹 永井秀樹 澤井直人 南 秀仁 田村直也 中後雅喜 安在和樹 福井諒司 井林 章 安西幸輝 佐藤優也
・メンバーを色々と交代、次節出場停止になってしまった井林にかわる選手は福井になるみたいですね。この試合でさっそくCBで実験実験。まぁ、今年もCBで出場があるので大丈夫だと思うけど。最後の最後で永井にも決定的チャンスがあるが、これはGKの残り足に引っかかってノーゴール。脇の下付近だったけど、相手が寝そべって対応されると効かないんですね。タケさん流のふわっと浮かすシュートの方だったか。ただ、これを外した後は逆に栃木の猛攻。気付いたら、栃木の前線がちびっ子祭りでドリブラー祭り。4枚もドリブル出来る奴ばっかで散々ドリブルされて決定機も作られたり。やっぱ、2点差にしておこうか。
東京ヴェルディ 3-2 栃木SC
得点者:平本一樹、中後雅喜、高木大輔 / 杉本 真2
MOM:FW平本一樹(6度目/通算39度目)
MOM:MF中後雅喜(2度目/通算15度目)
MOM:DF高木大輔(2度目/通算3度目)
MVP:DF井林 章(3度目/通算12度目)
MVP:FW杉本竜士(5度目)
MVP:MF安西幸輝(4度目/通算11度目)
MVP:FW杉本 真(2点は見事、ロングも圧巻)
MVP:DFパク・ヒョンジン(ケーキの蝋燭をゴール前で吹き消した)
MVP:MF湯澤洋介(かなり流れ変わったし厄介だった)
・次節出場停止の井林は途中で三竿のミスから始まったカウンターでプロフェッショナルファールで防ぎましたね。警告覚悟のさらっとファール。あれがどれだけ助かるか。田村が構えていたけれど、ファールしなかったら一対一なもんで田村も抜かれる可能性もあった。きっと、井林やらなかったら田村が警告覚悟で潰したと思うし。そうなると赤い紙の可能性もあるので、やっぱ井林のとこでやらないといかん。まぁ、それ以外は試合で結果出した選手ばっか選びました。
・さ、これで2連勝と相成りました。このベストメンバーから少しいじった形でも勝ちましたね。どうやら、コウチーニョの負傷と南のコンディション不足で大輔の抜擢だったそうですが、次節はどうしますかね。CBが出場停止なので、色々と考える所ですが。さて、次節はアウェー2連戦。岡山と愛媛ですが順位的には同等の位置。大分や栃木とは違う試合になるでしょうね。ただ、何か負ける画が浮かばないぐらい、観てるこっちが調子に乗っちゃいますね。よーし、勝て勝てーっ!!