・いやー、アーセナルはこういう戦い方も出来る様になったんですね。相手はロンドンダービーのQPR。フィジカルに長けた選手をズラリと並べる陣容でイングランドらしい「キック&ラッシュ」なサッカーですよ。ただ、そういうチームなのは分かってる訳で、そういうチーム相手にはこういう戦い方をすればいいと選べる様になりました。
-アーセナルのメンバー- Oジルー アレクシス Mエジル (ウェルベック) カソルラ ロシツキ コクラン (ラムジー) Kギブス メルテザッカ ガブリエル ベジェリン (コシェルニ) オスピナSUB:マルティネス、チェンバース、チェンバレン、ウォルコット

・前節からCBをガブリエルで試しております。それが前回はCLの件もあってかメルテザッカーが交代でした。しかし、今回はフィジカル勝負のQPRという事もあってメルティがスタメンになりました。QPRは基本的にどこからでも前線へのハイボールをあげるが攻撃の起点。FWザモラが格闘家ばりの体格なのでキープ出来ちゃうんです。しかし、そのほとんどをメルティが勝っておりました。相手によってはメルティでよさそうですね。ただ、不安なのはこのガツガツ来るチェイシングでガブリエルがリタイア。結局、いつものメルティ、コッシーのコンビになっちゃいました。

・あの負けたCLモナコ戦でも唯一評価が高かったのがカソルラ。今や中盤に欠かせない存在です。シーズン前は移籍じゃないかと言われたのが嘘の様です。前線の駒が多くなりポジションが無いのではないかと言われたからです。でも、今やボランチ気味のプレーでもこなしております。むしろ、ラムジーやウィルシャーの方が存在が危うくなってたり。そんなカソルラをまだまだ酷使します。カソルラがギブスへパス。ギブスはワンツーパスでカソルラを上げます。今度はジルーへ縦パス。ジルーはクサビのプレーでカソルラへ戻します。カソルラがボレーシュートもGK・・・どこまで上がらせるんだか。

・QPRもパワー勝負で挑んだのが上手く行ったのか前半は0-0。しかし、後半はサイドをえぐる仕掛けに手を焼いておりました。右からロシツキーがえぐりマイナスパスをエジルも引っ張られてシュート出来ず。今度は左からアレクシスもカットインからシュートとえぐりは弱点の様で。先制もそのカタチ。左サイドをアレクシスが溜めてギブスが裏へ。ギブスがえぐって折り返し。こぼれをジルーがスライディングで決めて0-1とアーセナル先制。これで今期のプレミア17試合10得点目。ここ10試合で7得点なので調子はいいはずなんだけどなー。CLだけおかしかったんだよなー。

・んで、GKと一対一で飛び出してきたGKグリーンと対峙。股抜きかドリブルで抜くか迷った挙句、横パスを読まれてGKにカット。これが悔しかったのか、左サイドからのカットイン。半ば強引に突っ込むもDFの前で切り返し。ここでそっぽを向いておいて、目の前のDFの股抜きでシュート。この技、アレクシスって好きだよねー。前もこれで決めてたし。これがGKも急にボールが出てくる感じでゴールイン。うんうん、これで0-2と安全圏だ。

・ただ、今期のQPRはこれで勝ってきた。ロングボールを何とかしてオースチンが収める。そして、無理矢理反転して自分のシュートレンジにボールを置く。後は思い切り振り被ってのインフロントずどんっ!!・・・何か自分のカタチがあるんですかね。DFがいてもシュートコースさえあればキャノンが飛ぶと。ゴール右に強烈なシュートが飛びゴールイン。いやー、まさに一発っ!と呼ぶに相応しい。イングランド代表FWはこのオースチンが15得点、ケインが14得点と若手が目覚しいですね。・・・あ、ウェルベック数分しか使ってなかったり。
・最後はパワープレイで心配しましたが、アウェーで1-2の勝利。これでプレミア4連勝となりました。次節は10日間空いて、ホームでのウェストハム、アウェーでのCLモナコ、を挟んでニューカッスルと続きます。この勢いそのままに突っ走りたいですね。ついでにモナコ戦では試合開始から飛ばして超攻撃的アーセナルに戻ってサッカーしたいですね。アウェーでの3点差引っくり返さないと勝利はないのですから。