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Channel: まぐまぐまぐろんブログ・・・略して、まぐロ
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僕が第二クールの富山戦に負けた理由(わけ)

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・念願叶って「三浦泰年」監督を解任した。そして、ヴェルディユースを中心に戦うという育成型を担うべく、「冨樫剛一」ユース監督をトップ監督へ昇格させた。育成型にするなら、これが適任だと思う。惜しむらくは、「三浦泰年」をサポーターが解任に追い込むというカタチを取れなかったのが残念である。出来なかった理由は「解任」となると、「違約金」を支払ったり、「契約金」を満額支払う可能性がある。しかも、3年契約である。サポーターが解任に追い込むことがクラブの首を締める事にも繋がりかねない。故に出来なかったのだろう。ただ、クラブは解任した。英断だと思う。結果論ではあるが、解任するんならやればよかった感が漂う。個人的な感情は本来ぶつけてはいけないが、今回に限り選手にぶつけてた罵詈雑言の数々をそっくり返してやりたかった。

    -東京ヴェルディのメンバー-

      杉本竜士  菅嶋弘希

  常盤 聡          澤井直人

      鈴木 惇  中後雅喜

安在和樹  井林 章  金 鐘必  安西幸輝

         佐藤優也

SUB:柴崎、木鈴、田村、前田、南、大輔、一樹


     -カターレ富山メンバー-

      宮吉拓実  苔口卓也

         木本敬介


内田健太  井澤 惇  ヨングン  前 貴之

   Pテホン  秋本倫孝  池端陽介

        廣永遼太郎

SUB:飯田、平出、田中、大西、大山、白崎、三上


・いやー、とにかく1年半もの指導のおかげで「負の遺産」が蔓延してますね。これは4日あまりの練習では拭えるものでもなく。ボールを持ってから「何しよう?」「どうしよう?」・・・持ってたく無いからよそへやる。怒られたく無いから顔色を伺ってる子供の様な思考。恐怖政治って恐ろしいですね。なので毎回言ってますが、適当なミドルは入りませんよ。もう、この1年半で分かったでしょ。ミドル入ってますか。入るミドルの時は横パスの時点で「ミドルお願いします」って意思が伝わるもんだよ。ヴェルディのシュート数のほとんどはミドルで稼いでるだけなんだよね。前半にヴェルディのチャンスはゼロでした。


・対して、富山はやる事がハッキリしている。ボールを奪ったらとにかくサイドへ。そして、サイドでもらったらアーリークロス。前線の宮吉や苔口へ当てるだけ。これが枚数少なかろうが、とにかく放り込む。ゴールを獲るんだという意図ではなく、「何か」が起こるかもしれない程度の気持ちでいい。そう決めてしまえば、これほど迷わない戦術はない。リスクは賭けずに、中央を人数で固めて0-0の時間を長くする。ただ、これでもヴェルディ相手に前半で3度の決定機を作り出した。右からのアーリークロスに宮吉のボレー。どんピシャだったが枠を外れた。もう一つは左サイドからのアーリークロス、今度は苔口がトラップ&シュートで先制。いずれもCBとFWが一対一で対応している。両CBともに上背やフィジカルの問題もあるので、単純に競り勝てないケースが非常に目立つ。まさに「何か」が起こるかもしれない程度のクロスが結果に結びついた。


・後半はFWに一樹を入れてみた。前半の杉本と菅嶋はボールを溜めることが全く出来なかったし、受け手として引き出す動きも見られなかった。更にボールを持った際に「どうしよう」という思考を無くす意味合いもこめて、困ったら一樹へという安全牌を持つ事で選択肢を1つ増やす事に繋がった。後半はボールをキープ出来たのも空中戦やポストでほとんど勝てくれたからに他ならない。実際は2アシストぐらいしてもおかしくないシーンも演出。左からのクロスにファーサイドでダイレクト折り返し。中に何故か金 鐘必が飛び込むも届かず。そういえば、2トップになってた常盤とのワンツーパスでも、もう一回返さずに常盤が突っ込んだ方が良かったかも。常盤なんて一番顔色伺ってた人物だからね。もう、自由なんだよ。首輪を外してあげよう、さぁ自由に走り回るといいよ。


・もう1人自由を与えられた方がいますね。それが中後ですよ。正直、鈴木と中後を並べるのは如何なものかと思いましたが、お互いを競争させる意味では面白かったと思います。守備は不安だけどね。んで、前半はイマイチでしたが、後半は急に化けましたね。中後の良さが前面に出るあのロングフィードの数々。両サイドバックへどんピシャリ。問題なのはその後。あそこまで良質なフィードを無下に終わらせるのは忍びない。そこで奪われてもカウンターにはならないという意味では、強引に縦を突破していただけないでしょうか。何か安在と杉本で行ったり来たりしてましたが、お互い縦を突破出来るんですから。ゴールラインぎりぎりの深い位置からのセンタリング。もしくは更にえぐってもいいです。そこで先程の富山ですよ。「何か」を起こすアーリークロスと同じ感覚。相手にとっては深い位置からのクロスって戻りながら守るんですよ。つまり、まともにクリア出来ないのでCKを得る可能性も増えるんですね。相手も戻らないといけないので最終ラインもぐっと下がる。


・それにつけても富山の守備よ。先制点も手伝って5バック+3ボランチにも見えなくも無い。中央をこれでもかと固めてきました。こういうチームにはセットプレイで勝負すると面白いんですが、180cmが一樹と中後の現状では難しい。やっぱ、その為だけに木鈴入れたい。なので、CKもあんま意味無かったり。こんな状況で周りが見えてる選手が澤井でした。中央突破に偏りすぎた攻撃の中で、ピッチを広く右サイドから突破を図ってました。ゴールラインギリギリのドリブル。うんうん、これですよ。そして、ここでマイナスパスを2度送り、1度目は南のシュート。2度目は一樹のシュートを演出。いずれも決めなさいよっていう決定機。特に一樹のは決まったと思いましたよ。



東京ヴェルディ 0-1 カターレ富山
得点者:苔口

MOM:FW苔口卓也(GKと一対一を決めるって大事な事よ)
MOM:FW宮吉拓実(決められなかったけどボレーは見事)

MVP:FW平本一樹(3度目/通算32度目)
MVP:MF中後雅喜(2度目/通算12度目)
MVP:MF澤井直人(3度目)



・これ普通なんですよね。後半15分に選手を交代した瞬間に思わず、「早っ!」とか思っちゃいましたよ。今までが遅すぎたせいで感覚おかしくなっちゃったよ。こっち側にもまだヤスの幻影が離れないですね。さて、今回の試合では杉本があんまりでしたね。理由は簡単でスペースが無いから。タッチが大きくて取られるってのも多かった。けれどファールを貰っていたので、強引な勝負をするのは有りだったんですが、本人としては当然抜きたいですもんね。


・他には菅嶋。トガちゃんの前で活躍したいでしょうね。ただ、ボールの受け手としてはイマイチで距離も離れてしまい孤立気味でした。ポイントになる選手が居ての1.5列目、そこから裏へ飛び出すとかをしたいんでしょうね。ラインブレイクよりシャドウ的な感覚。つまり、総合すると・・・常盤も南も杉本も菅嶋も、みんな一樹と2トップがいいんじゃん。 ただ、一樹も90分持たないですからね。初っ端からいけるか心配。


・さぁ、これで残り10試合となりました。期間にすると2ヶ月。短い期間ですが、トガちゃんには大仕事をやってのけねばなりません。勝ち点では3差にまで詰められてしまいました。「結果より内容」をモットーにしておるまぐですが、まぐとしては覆すつもりはありませんよ。そもそも、今までのヤスがやってたサッカーそのものが「内容より結果」なんですよ。それで結果が出ないと酷いもんだったでしょ。



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