・この試合も声出し応援となっております。カモン・ヴェルディが鳴り響くスタジアムってのはやはりいいもんですね。声出し応援側が勝たないなんて言われてるところだったので、ここで勝ったことで声出し応援がもっと出来る様になったらいいですね。そして、この試合からですかね。ようやく城福色が存分に出てきました。結構、前から言っていた4-4-2にしてもいいですよ。やっとこのフォメになりましたね。最後は守備固めで5バックで決着と。コロナのせいもありやりたいサッカーが出来なかった訳ですが、練習などではちょっとづつやっていたのでしょうね。
-東京ヴェルディのメンバー- 佐藤凌我 染野唯月 (バイロン) 梶川諒太 河村慶人 (杉本竜士) 森田晃樹 馬場晴也 加藤 蓮 ンドカB 山越康平 深澤大輝(加藤弘堅) (稲見哲行) マテウス監督:城福 浩SUB:高木和 徹、宮本 優、石浦大雅 -V・ファーレン長崎のメンバー- エジガル 植中朝日 (山崎亮平)(都倉 賢) 米田隼也 澤田 崇 (クリスティ) セザール 加藤 大 二見宏志 江川湧清 櫛引一紀 村松航太(加藤 聖) (クレイソン) 富澤雅也監督:ファビオ・カリーレSUB:原田 岳、五月田星矢
・あえての鹿島ユニ。まぁ、鹿島さんってのはとにかく我慢が効きますよね。何度でも同じ行動を繰り返すし、たとえ相手が主導権を握っててもイライラしない。FWは我慢強くないとダメなんだよね。ゴールを獲るだけが仕事じゃないなんていう感じで、献身的だしファールを貰う動きも素晴らしい。1度もボールが最終ラインの裏に来なくたって、毎回裏に走る動きするもの。ただ、その仕事がヴェルディに向いているかというと・・・非常に難しいと言わざるを得ない。富樫だったら、永井だったら。うーん、FWだって足元上手くないとダメなのよ。という訳で染野に合わせたサッカーにします。まさにこの試合は染野の為の試合でした。
・ちょうど白を緑が追いかけるわ。ちなみにこの試合から4-4-2にしたヴェルディですが、長崎とは真っ向からぶつかり合う「ミラーゲーム」の様相でした。こうなると、個の強さが際立つんですね。まさに強度が重要。そして、その強度は長崎が狙った形なのですよ。カイオ・セザールなんて強度の塊ですよ。そうして徐々に長崎が主導権を握っていきたいと。しかし、ヴェルディはこのカイオ・セザールを出し抜く、引っ張り出すという行動を主に取っていました。それがFWの佐藤凌我でした。もしかしたら、凌我はカイオ・セザールマンマークだったんじゃないかってぐらい攻守ともに側に寄り添っていました。カイオ・セザールから守備でボールを奪い取ったシーンもありましたし、やたらとカイオの前でボールを受け取るなんて事もありました。あれはわざと見せつけてるんですね。そして、サイドへ開くとカイオは凌我にくっついてきてたし。攻撃ではカイオがくっついて、守備では凌我がくっついて、付かず離れずの距離感・・・って恋人かっ!!!ちなみにカイオが凌我にくっつくと染野が裏へ飛び出してロブが出るっていう作戦でした。前を開けさせてたの。
・すっかり緑色が似合う男になって・・・って早く言いたい。何度でもアタックするのさ。とにかく、クロスに関する反応は段違いですね。河村からの早いクロスを江川がクリアってシーンも足を延ばしてギリギリでクリアしてるんですよ。これ届かなければ染野。馬場からのロブも何度か通ってるんだけど、難しいボールをむりくり何とかしてるのも染野。馬場からのロブを凌我が何度もこねくるんだけど、ピンボール状態で弾いて弾いてこぼれをシュートが染野。すぐに起き上がってファーサイドに下がるんですよ、次の瞬間ニアへ飛び込むのも染野。ヘディングも首を振らずに当てるだけで決めちゃうのも染野。いやー、結果出しましたね。ちなみにこの試合で一番シュート撃ったのも染野だったりする。そして、まぐとしては馬場がすっかり「林 健太郎」っぽいプレーしてるとこにウットリしてました。ボランチで頑張ろうよ。七色のパスが飛んできて楽しいよ。
-東京ヴェルディのメンバー- 佐藤凌我 杉本竜士 河村慶人 森田晃樹 馬場晴也 稲見哲行 ンドカB 加藤弘堅 山越康平 バイロン マテウス
・1-0以降は長崎がクレイソン、クリスティアーノ、山崎、都倉と立て続けにえげつない交代選手の登場。まぁ、ヴェルディはロティーナ時代に経験がありますけども、城福も当然ですがこの選択ですよね。1-0以降は引いて守る。なんと5バックでした。マイクに入ってるw。稲見が右から左で大移動だったんだけども、スローインをほったらかして大移動したせいでイエローカード・・・。まぁ、覚悟のイエローだったかな。結局、長崎もヴェルディも守備ブロックを形成してる状態ではなかなかゴール前は開けないですね。長崎のチャンスはクリスティアーノのカットインシュート、山越に当たってコースが変わったもののマテウスのビッグセーブでクリアってとこですか。これが入って1-1って可能性はあったものの、守ると決めたヴェルディはこのまま逃げ切りで1-0勝利でした。
東京ヴェルディ 1-0 V・ファーレン長崎
得点者:染野唯月
MOM:FW染野唯月(初選出)・・・ようこそヴェルディへ
MOM:GKマテウス(4度目/通算12度目)・・・ビッグセーバーっ!
MOM:DFンドカ・ボニフェイス(6度目/通算13度目)・・・完勝!
MOM:DF山越康平(2度目)・・・最後の都倉以外は完勝!
MVP:DF加藤 蓮(2度目)・・・しっかり中を見ての絶妙クロス!
MVP:MF馬場晴也(3度目/通算6度目)・・・七色のパスを出す男
MVP:DF江川湧清(無人のゴール内で凌我のシュートをブロック)
MVP:MFカイオ・セザール(やっぱ化け物なのよ、移籍しそうなんだって)
MVP:MFクリスティアーノ(甲府時代で城福監督と一緒だったみたいよ)
・様々なタスクを課すことで選手の成長を促す・・・そういう側面もありますが、短所を無くすことより長所を磨く。そういう方法もあるんじゃないでしょうか。短所は見ない。それでいきましょう。最終ラインからのビルドアップは辞めますっ!!・・・ンドカと山越にそのタスクを無くしロングボールOKにする事で彼らの強さが発揮されてますね。守る時に奪われてカウンターをされて慌てふためく中で守備をするより、しっかりと守備ブロックを形成した上で守らせればこれほどまでに強かったんですね。エジガル?何それ? 美味しいの?ってな具合でしたよ。ぐははははは、ンドカも山越も完勝。