・何ですか、この東大一直線のネーミングは。もう少しわかりやすいのにしたかったけど、意外と東大へ行く塾って名前もじれないのばっかなのね。なので、今でしょで有名な林先制の「東大特進コース」を文字らせていただきました。これであなたも東大一直線。ただ、アルテタ先生は世界の名将の教えをそばで体感してますからね。そういう意味では、東大生が教える塾と言っても過言ではない。そして、いつの日か師匠を越えるのだよ。その場がアーセナルだったらいいな。
-アーセナルのメンバー- ラカゼト オバメヤン Mエジル ネルソン (ウィロク) (ペ ペ) Gジャカ トレイラ サ カ Dルイス ソクラテ ナイルズ (ムスタヒ) レ ノSUB:マルティネス、マブロパノス、グエンドゥジ、スミス・ロウ
・もう、開始数分でアルテタの色が出ておりますよ。まず、アーセナルの攻撃でクロスを上げてこぼれる。相手に拾われた際にプレスに行ったのがナイルズ。右サイドバックのナイルズがまるでボランチみたいな位置で相手へ間合いを詰めたのです。決して、ボールを奪ってはいないのですが、ここでまず「遅攻」にさせてるんですね。カウンターを食らってはいましたが、エメリの時ほど食らってはいませんでした。そうです。これがあの噂の「偽サイドバック」ってやつですか。チームも全体的に縦への意識も上がっていたし、何よりエジルがボール持った瞬間に周りの選手が一斉にスプリントしてるじゃないですか。今まではそれすらもしてないもの。おかげで前半に何度も変態スルーパスが出てましたね。・・・まぁ、ラカゼットが力入り過ぎて吹かしまくってましたけど。
・いやー、サイドバックのとこで破られて失点してしまいました。そして、この試合では何度となくサイドで飛び出してセンタリングをあげまくっていたのがサカでした。って事はめっちゃオーバーラップして凄い活躍だったのです・・・ただ、センタリングが壊滅的でした。いやー、俺ってサイドバックじゃないしー、そんなん言われても仕方ないじゃーん・・・なんて言おうものなら、アルテタ先生の鉄拳制裁ですよ。そういうタイプかどうか知らんけど。代わりにリュングベリがやっつけてやってくれ。おいおい、サカよ。お前は左ウィングじゃないか。ウィングだってセンタリングはするぞ。毎試合カットインシュートだけやってればいい訳じゃないぞ。という訳でとにかくセンタリングを上げる機会はかなりの回数あった。って事は何ゴールも決まってたっておかしくない。もっとイージーなシーンもあったぐらい。今後は彼のセンタリングからのゴールを期待しますよ。ってか、ナイルズ、ネルソンお前達もだぞ。
・なんだかんだでオーバメヤン。ほんと、申し訳ない。申し訳ないけれども移籍はもうちょっと待ってくれないか。せめて今シーズンは最後まで残ろうよ。何が起こるかまだ分からないじゃないか。レアルは若者に100億払う気まんまんなんで、レアル行ってもベイルみたいに村八分にされてゴルフ三昧になるかもしれないぞ。あー、でも楽しそうだなそれ。あ、いかんいかん。この試合ではネルソンのシュートのこぼれを押し込んで1-1同点に。ただ、オーバメヤンは決めてくれるんだけど、この試合でのラカゼットは終始ホームランだったね。さっきも言ったけどサカも外しまくってたって事は・・・芝生が行けないのかな。そうだ、きっとそうだ。ホームに戻ってくれば決めてくれるさ。ほんと、決めてくれよ。GKと一対一は頼むよ、この試合だって勝てたよ。
-ビルドアップ時のフォーメーション- オバメヤン ラカゼト ネルソン Mエジル サ カ トレイラ ナイルズ Gジャカ Dルイス ソクラテ レ ノ
・すまん、マジでパソコンで見てくれないか。きっとスマホだとぐちゃぐちゃだ。エメリ以降、アーセナルでもっとも懸念材料だったのがGKからのビルドアップだ。この試合では、このビルドアップ問題が解決してるじゃないか。それが上記の布陣。最終ラインで回す際にこのメンバーになるんだ。CBでソクラティスが挙動不審になったり、サイドで袋小路に迷い込んだり、あげくの果てには奪われてカウンターばかりだった。この試合ではかいくぐってアーセナルが攻めに転じてるシーンがあった。しかも、その際に相手を引き付けて中央をガラ空きにさせて、そこをダビド・ルイスが「リベロ化」したりもしてました。ダビド・ルイスが相手陣内へ侵入してシュートを撃ったり、ダビド・ルイスのスルーパスがラカゼットへってのもあった。こんなの観た事ない。あ、シティにはやられた事あるけど。そして、ジャカの位置も面白くて、ここからの縦への供給が通りまくり。これがあの有名な「5レーン理論」ですね。同じレーンに縦に入ってはいけないってやつね。日本人に分かりやすく言うと「二歩理論」ですね。将棋のやつ。たった1試合で課題解決しちゃいます? もう、驚きまくりですよ。
・という訳で試合は1-1で引き分けだったのです。それでも、ワクワクが止まりませんよ。ペップって凄かったんですね。いざ、自分達がそのサッカーやってみても、ぽんぽんパスが通りますよ。特に5レーン理論の「ハーフレーン」って場所ですか。あそこに陣取るのがエジルなんですよ。そして、対角線に反対のレーンにスルーパスってのがめっちゃ多かった。エジルに考える余裕を与えずにパスコースを与えれば、恐ろしい選手になるんですよ。これはヤバイ。ただ、まだまだ浸透してる訳では無いので、局所的に発動したりするけど、局所的にエメリの負の遺産的な弱さも見せちゃったり。これはまだまだ「おっかなびっくり」なアーセナルにはなりそう。それなのに、今日これからチェルシー戦。ここで勝てれば、今までの臆病なアーセナルがぶっ飛びそうな「良薬」になるんですけどね。頼む、勝ってくれーっ!!