・さ、色々と問題を抱えているアーセナルだけど、試合は待ってくれないもんで。ここにきてチェルシーとの「ビッグロンドンダービー」ですよ。ミスリンタート、ラムジー、エジルと問題山積み。それでも、チェルシー戦でエメリがやった戦術・・・これって、まさにハムがウチにやってきた戦術じゃないですか。FFのラーニング? サガの豆電球? エメリ監督の新たな戦術がハマりましたね。
-アーセナルのメンバー- オバメヤン ラカゼット (イウォビ) ラムジー (ナイルズ) グエンドゥジ トレイラ Gジャカ コラシナツ コシェルニ ソクラティ ベジェリン (エルネニー) レ ノSUB:ツェフ、モンレアル、ムスタフィ、エジル -チェルシーのメンバー- アザール ウィリアン ペドロR(Oジルー) (オドイ) コバチチ Nカンテ (バークリ)ジョルジニョ アロンソ Dルイス リュディ アスピリ ケ パSUB:カバジェロ、クリステンセン、エメルソン、アンパドゥ
・いやー、まさかの4-4-2。しかも、トライアングルですか。4-2-3-1、3-4-2-1が主戦術だと思われた中でこのフォメ。最初は現地のフォメが間違ってるもんだと思ったのですが、本当にこの布陣だったんですよ。ただ、そうなると解せない。トップ下があるのなら「エジル」でいいじゃないか。まぐは不満でした。しかし、試合が始まってすべてを理解しました。それがラムジーの役割は「ジョルジーニョへのすっぽんマーク」だったのです。お前は「菅原 智か!」っていう突っ込みは分かりにくいか、知る人ぞ知るエメルソン・レオン時代のヴェルディ川崎。とにかく、引いてボールを貰いに行っても、ラムジーがぴったりくっつく。チェルシーの好守の要であるジョルジーニョはこれで封じられた。
・前半から攻撃しまくるアーセナル。いや、これは今までも前半は決定機が多い。それでも、先に点を取られることが多い。本当に数少ないチャンスでも決めていかないと。んで、この試合は決定機じゃないのに決めちゃうラカゼット。そろそろ、吹っ切れてゴール量産モードになってほしいね。んで、この試合ではセットプレイでショートを選ぶことも多かった。そこからベジェリンのクロス、強引にニアへ持って行ってのニア天井っ! 前にもこの難しいの決めてるんだけど、ラカゼットはGKと一対一じゃなくて難しいボールを渡した方がいいんでないの。
・うーん、4バックの方が安定してる気がしちゃうね。このソクラティスとコッシーってのはいいコンビだ。ちなみに2点目のコッシーのヘッド、の様な肩だったりもする。そして、アシストはソクラティスだったりする。CKのこぼれからCBのソクラティスが蹴ったボールは右足アウトサイドキックでのクロス・・・前にも言ったけど、ソクラティスってキックが繊細だよね。前にもダブルタッチでサイド突破したりと、足元の技術がしっかりしている。ただ、このままだとムスタフィどうしようかね。3バックに戻した際に、ソクラティス・コッシー・ホールディングになっちゃいそうな気もするし。
・さて、ラムジーが交代された時にエジルかと思いましたが、ナイルズが交代で入りました。結局、エジルの出番は無し。交代で入ったエルネニーがトップ下に入り、最後までジョルジーニョいじめを慣行し続けました。うーん、これはつまりエジルに「これをやってくれ」と言わんばかり。エジルが常にジョルジーニョを追いかけまわす、まったくもって画が浮かばない訳だけども。もし、そこで奪ったら即スルーパスで良いんだもんね。ぜひとも、活かせる場所を見つけてほしい。
・さて、そんなチェルシー戦は2-0で快勝。クリーンシートがなかなか無かったアーセナルが、このビッグロンドンダービーで零封出来たってのは非常に嬉しい。しかし、その代償にしてはあまりにも大きい。右サイドバックのベジェリンが前十字靭帯断裂により、今シーズン絶望という最悪の結果に。そもそも、治ったばかりのチェルシー戦だったんだよね。さて、今週は金曜日にFAカップのユナイテッド戦があります。そこはどういうスタンスで行きますかね。ベストメンバーで行くんでしょうか。