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Channel: まぐまぐまぐろんブログ・・・略して、まぐロ
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僕が第二クールの松本に負けた理由(わけ)

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・今更ながら反町監督のおさらい。相手の長所を消して、局面で常に数的有利を狙う。雪崩の様な攻撃参加、ポジショニングの変更、基本的には「アーリークロス」ながら、セカンドボールの奪い方、波状攻撃に至る細部の部分まで徹底的に詰める。これぞ反町サッカー。そんな事は何度もやられてるのでわかっている。そんな反町も驚きを持って迎えたに違いない。それがヴェルディのメンバー変更。レアンドロじゃない? スタメンに林? 60分以上戦わされたファイティングコンピューター「ウォーズマン」の如く、反町監督の頭からは煙が噴き出したに違いない。計算が狂った。ロティーナとの頭脳戦の始まりだ。
 

       -松本山雅のメンバー-          高崎寛之  セルジーニョ (永井 龍) 前田大然               (岩間雄大) 石原崇兆  岩上祐三  藤田息吹  田中隼磨    安川 有  橋内優也  今井智基   (飯田真輝)          村山智彦SUB:鈴木智幸、志知孝明、岡本知剛、三島康平      -東京ヴェルディのメンバー-           ドグラス     佐藤優平        林 陵平    (レアドロ)      (李 栄直)  泉澤 仁  内田達也  梶川諒太  奈良輪雄太               (渡辺皓太)     香川勇気  平 智広  井林 章           上福元直人SUB:柴崎貴広、若狭大志、林 昇吾、井上潮音

 


・ヴェルディがミラーゲームで行くのは想定済。きっと、今回は頭から3-4-2-1だろうという予測は出来ていた。今のヴェルディのストロングポイントは、佐藤優平のチャンスメイク、泉澤の縦突破。ここを狙い目とするのは間違いない。チャンスの数が少ないだろうから、ピンポイントで決めるしかない。そういう意味でファーサイドに林 陵平を置いておくというのは非常に効果的だ。抜き切らずのクロスでも相手に恐れを抱かせるに充分だ。そういう意図での選手選考なのだろう。しかし、これは全くと言って良いほどカタチは作れなかった。そもそも、佐藤はボールを触れないし、泉澤は勝負も出来なかった。


・たとえ、ヴェルディのメンバーが変わろうとも佐藤と泉澤は抑えておく。きっと、反町監督はそこだけはサボるなと言っておいたかもしれない。泉澤の場面では隼磨は常に離れなかった。前半、松本が攻撃に出ていたのだが、フォメがおかしい場面が常にあった。それが右ウィングのはずの前田が左にいるのだ。という事はセルジーニョは右にいるのか? いない、左にいる。これが松本がやってきたヴェルディの弱点を突く攻めなのだろうか。左サイド偏重攻撃にすることで、右の選手である隼磨が泉澤を、藤田か岩上が佐藤を徹底マークさせる為に残したのか。前半はこれがものすごく違和感を感じたものの、結果的にヴェルディの攻撃は影を潜め、松本の攻撃を浴び続ける前半となった。


・ヴェルディの青写真というよりは、まぐの青写真かな。前半は松本がアーリークロスを上げまくるというのは想定内。これを3バックで跳ね返し続け、徐々に松本がクロスをあげても崩せないと思うまで守る。せっかく、林もいるのでクリアボールは全部林へ。前半は0-0で構わない。後半は相手が攻勢に出る中で、カウンターサッカーへと移行する。個人的にはレアンドロ、泉澤の2トップにしちゃうぐらいの気持ちでいた。そして、セットプレイで李が決めて1-0で勝利。こんなイメージで居た。しかし、セットプレイから高崎ヘッドで1-0先制・・・がーん、相手にそれをやられた。しかも、ファールなのか微妙な判定で貰ったFKってのも、まぐがやりたかったやつ。

 

 

 

      -東京ヴェルディのメンバー-           ドグラス    泉澤 仁   レアドロ   李 栄直        内田達也  梶川諒太  香川勇気  平 智広  井林 章  奈良輪雄太           上福元直人

 


・ヴェルディは後半に4バックへと変更。これで泉澤のフォローに入るというのが狙い。サイドで泉澤が隼磨と一対一だったのを、香川がフォローする事で数的有利に持っていく。松本もクロス合戦対策なのか、後半から飯田投入。結果論ではあるが、まぐとしては早計だったかな?という交代が見られた。それが佐藤の交代。これでゲームを作る選手が居なくなった。正直言って、レアンドロにそれは無理だ。来年開幕ならまだしも。今のレアンドロでは無理だ。結果として、ゲームを作れないまま、単発クロス、単発ロングしか出来ないヴェルディになってしまった。ぐぬぬ、終盤はずっと言ってるけど「バランスを崩したままサッカーしてる」。先制点を先に取られる。これが崩しちゃう原因。勝たないといけない試合ってつらいっすね。


・いや、一発で試合を決めてくれる泉澤の縦突破。これでせめて1-1にしてくれ。大好きなカットインシュートも許しちゃう。もう、全部それでもいい。まぐのバランスも崩れっぱなしでおりますが、さらにアクシデント発生。3人選手交代した後に発覚。泉澤が足を引きずってる・・・74分でそれを確認したので、これ以降は1人少ないままサッカーをするハメに。クロスは無理、全力疾走も無理、パスに関しても出すなと指示しちゃうぐらい厳しい。10人になってもいいので外すという選択も有りだったかもしれない。中には泉澤が負傷してる事実を知らない選手もいたかもしれないし。ってか、途中出場のレアンドロも数十分で足釣ってない? バランスだけじゃなく、今のヴェルディは満身創痍。負傷してない選手などいないって事か。気合だけで体が動いてる。


松本山雅FC 1-0 東京ヴェルディ
得点者:OG

MOM:GK村山智彦(ドウグラスのシュート、李との一対一)
MOM:MF田中隼磨(泉澤との一対一、絶対に近づかない)
MOM:MF藤田息吹(殺し屋を殺した? 佐藤に仕事させない)
MVP:FW前田大然(外すのはご愛敬、引っ掻き回せば良い)
MVP:DF橋内優也(ロングボール作戦にも動じず)

MVP:MF李 栄直(6度目)



・李 栄直がFWだったなら・・・あそこでルックアップする時間あったよー。GKと一対一だったんだよー。ビックリしちゃったんかな。腕を伸ばしてトラップせんでもいいのよ。右足に持ち返る余裕もあるビッグチャンスでした。そして、こういうのが林に来ないっていうね。まぁ、来たんだけど林はドウグラスに譲っちゃったしな。いやー、それにしても悔しい。松本も負傷してない選手はいないと思いますが、やはりここはガチンコ勝負で戦いたいですよね。こっちは残り20分間、飛車角抜きで戦うしかない現実。飛車が泉澤で、角が佐藤ですか。


・そして、今のレアンドロじゃ「歩」なんだよね。ボールも集まらないし、運動量も無いし、戻って守備も期待出来ない。残り2試合、ペナルティエリアの中に入って仕事をしてもらって、「金」に成ってもらわないと本当に困るよ。町田戦でそれをやってもらって、まさに「金星」なんて言いたいやね。

 

 

 

 

 


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