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Channel: まぐまぐまぐろんブログ・・・略して、まぐロ
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ウナイ・エメリ塾 2時間目 / サイドでの攻防は必見

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・2連敗だそうです。どうやら、ヴェンゲルさんでも成し得なかった開幕二連敗を達成してしまった様です。ただ、これはエメリさんに対する「洗礼」的なものだと受け止めましょう。プレミアは恐いよ。まぁ、一番怖いのはこういう組み合わせだと思うが。それにしても、前も言いましたが、たった2試合で自分の色というものを示してる事は評価したい。
 

      -チェルシーのメンバー-          Aモラタ ウィリアン   (Oジルー)    ペドロ (アザール)    バークリ        Nカンテ   (コバチチ) ジョルジ アロンソ  Dルイス  リュディ  アスピリ          ケ  パSUB:カバジェロ、ザッパコスタ、クリステンセン、モーゼス        -アーセナルのメンバー-           オーバメヤン     イウォビ   Mエジル   ムヒタリ    (ラカゼト) (ラムジー)         Gジャカ  ゲンドジ        (トレイラ) モンレアル  ソクラティ  ムスタフィ  ベジェリン            PツェフSUB:レノ、リヒトシュタイナー、エルネニー、ウェルベック

 


 


・おかしい、外し屋だったんじゃないの? 外国人選手は2年目からっていうジンクス通りになっちゃうんでしょうか。まず、先制はジョルジーニョのパスから、左サイドのアロンソが突破。ど真ん中でペドロが最初っからフリーで流し込み・・・パス出される前から誰もマークしてないのね。真ん中なので、パパスタがいかないといけないんじゃ。最初にいった外し屋のモラタ。えぇ、DFと一対一になった瞬間から「入らない」と確信してましたよ。今までのモラタなら外してくれるもの。しかし、きっちりとムスタフィの股抜きを狙ってシュート打たれちゃいました。これで2-0。ぐぬぬ、今日は血祭の予感。


 


・・・・血祭りの予感・・・あれ? 前半で2-2になるとは夢にも思わなかった。モンレアルの超絶プレスで奪い取り、そのままサイドを使ってイウォビからマイナスパス。これをムヒタリアンが決めて2-1。左右は逆だけどまったく同じ展開で出し手受け手も入れ替えて、ムヒタリアンの右サイドからのマイナスパスをイウォビが決めて2-2。なに、このリプレイみたいなゴールは。しかも、2-2と2点差を返すとは思わなかった。あのまま、血祭りになっちゃうのかと思ってたよ・・・ただね、実際はちょこっと違ったりするんです。





・いや、もっと点が取れたっ! 今年のアーセナルはサイドからの展開が凄い。サイドの攻防って言えば、ヴェンゲルさんの場合はよほどのチャンスでもない限りクロスをあげない。これは今でいうGKがゴールキックをしないのと同じで、イチかバチかのゴールチャンスになってしまうから。ギャンブル性を排除して、徹底的に崩す事を求めた。しかし、このエメリ監督はサイドでの攻防にスピード感を求めますね。ちょっと早いかな?ってタイミングでもアタッキングサード、サイド裏へ放り込む。ベジェリン→ムヒタリアン、ベジェリン→オーバメヤンのパスコースも多かった。ただ、問題があるとすれば、オーバメヤンが決定機を5度も決められなかったこと。全部が枠を外してるんだよね。確かに獲得した際の取扱説明書に「数打ちゃ当たるタイプ」ってどっかで見たんだよね。でも、それで年間20ゴール以上決めてくれるんだから待ちましょうか。


 


・最後の決着はここでしたね。アーセナルはラカゼット、チェルシーはアザールを投入。とっとと、レアル行ってしまいなさい。まだ、市場は閉じてない。頼む、お金を使うのはいまだレアル。ラカゼットがポストをしてパスをしたのがパスミス。ここでアザールへ行ってしまい、ラカゼットも責任を感じてか全力で戻って守備・・・しかし、これもアザールは狙っていた。一対一で守備をする相手がラカゼット。絶対抜けるやんっ! とばかりに急に方向転換でゴール方向へ。ラカゼットも棒立ち。これが結果的にアロンソのゴールに繋がってしまう。勝負のアヤはここでしたね。ラカゼットもダシに使われてしまった。


・ひどく脆さを感じる時もあれば、激しい力強さを感じる時もある。それをコントロールするには至ってはいない。更にプレイしている選手達にもそれらを実感していない。迷いすら感じながらプレイしている。これを薄皮一枚一枚剥がすぐらい丁寧な仕事が求められる。交代させたエジルに関しても、守備どころかボールタッチ数も20数回だったとか。しばらくはシティやチェルシーレベルの相手と当たらないけれど、今後の試合でも勝ち負けが続くだろうし、理不尽な敗戦、不可解な勝利もあるでしょう。それをどう糧にしていくかに注目していきましょう。連勝街道よりも、そっちが大事。通じない部分が多い方が面白い。

 

 


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